Q
現在子どもがサピックスに通っています。
算数、社会、理科の科目のテストでは偏差値が60近く取れているのですが、国語は苦手のようで、偏差値が50に届かないときがあります。
どうすれば国語の偏差値も伸びるのか教えてください。
A
国語の偏差値の伸び悩みに関するご質問ですね。
他の教科の偏差値が安定的に60近く取れているからこそ、ご心配になるかと思います。
国語でつまずく原因とそれに対する解決策について、2通りに分けて考えてみました。
一つ目の原因は、国語の問題を「テスト問題」として意識できていないことが考えられます。
「テスト問題」として捉えるためには、国語の問題の「読み方」と「解き方」を工夫する必要があります。
国語の問題を普段の読書と同じ読み方で読み解こうとすると、それなりの文章読解能力があるお子さんは、偏差値50を超えることはできると思います。
ですが、いざ偏差値60以上を目指すとなると、国語の問題に対する「読み方」への意識を変えていかなければなりません。
「読み方」は「線の引き方」とも言えます。
また、算数の問題に「公式」や「解き方」があるように、国語も問題別にもそれぞれ「解き方」が存在します。
国語には、選択問題や抜き出し問題、記述問題などがありますが、それぞれ「解き方」が異なります。
記述問題に関しては、心情記述、説明記述とさらに細かく分けることができるでしょう。
国語の問題の「読み方」や「解き方」に関しては、能力の問題ではなく、その方法を知り、使いこなすためのトレーニングができているか、ということです。
実際に国語に関してのご相談にいらっしゃる方のなかにも、国語にそういった視点があるということをご存知なく、驚かれる方もいらっしゃいます。
塾の国語の授業で、本質的な「読み方」や「解き方」について学べているか、お子さまの授業ノートを確認するとよいかもしれません。
もう一つ原因として考えられるのは、「テストの受け方」です。
例えば、今のお子さまの現状であれば、得意な科目である算数、理科、社会のテストは、最初の問題から順番に取り組むだけで、最終的には時間内に全ての問題を解けるかもしれません。
しかし、苦手な国語に関しては、最初の問題から順番に解き進めるやり方でテストを受けている場合、「テストの受け方」を見直してみると、結果も変わってくるかもしれません。
「テストの受け方」の見直しのポイントとは、具体的には、
・問題ごとの時間配分
・時計を見るタイミング
・時間がかかる問題を見極めとばすこと
などが考えられます。
得意な科目に関しても、難関校の入試問題で結果を出すためには、上記の視点が大切だと思います。
第一志望校合格に向けて、まずは国語の「テストの受け方」について見直していきましょう。
ただし、この「テストの受け方」は、お子さまの「意識」が大きく関わりますので、今までに受けたテストの問題や解答の分析、学習カウンセリングなどが必要となるでしょう。
学習カウンセリングや診断をご希望の場合は、ぜひ「名門指導会」にご相談ください。
テストやノートを細かく分析し、お子さまが国語の偏差値を上げていくための具体的な方法をご提案させていただきます。
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