【サピックス】学校別サピックスオープンの結果が・・・

西村則康近影

西村則康 名門指導会代表

40年以上、難関中学・高校受験指導一筋のカリスマ家庭教師。
「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で入り込む授業を実践している。受験を通じて親子の絆を強くするためのコミュニケーションをアドバイス、コーチング手法も取り入れ、親子が心底やる気になる付加価値の高い指導を行う。

Q

6年生の子どもがサピックスに通っています。
もうじき受験校プランを決めていくと思うのですが、9月の学校別サピックスオープン(武蔵)や最近取り組んだ過去問の結果があまりよくありませんでした。
そういった場合は、受験を回避した方がよいのでしょうか。
ここから挽回するための方策も思いつかない状態です。

A

9月は時間も残り少ないと感じる時期であり、学校別サピックスオープンの結果があまりよくなかったのですね。
それな、今まで以上にご心配かと思います。

志望校を変更することもお考えになっているかもしれません。

まずはその前に、「これまでのお子さんの成績推移」と「最近の学習の様子」について考えてみましょう。
お子さんの成績結果などから、できていることと・できていないことをご家庭だけでなく指導者も含めて具体的に分析してみてください。

また、成績には波があり、お子さんたちの年齢であれば、日によって変わる気持ちや体調が「解ける」「解けない」に影響することもしばしばあります。
そういったことも考え、毎回の成績にだけに注目するのではなく、その結果から分析し、次の学習に活かしていくことが重要です。

学校別サピックスオープンは入試の傾向も考えた上での出題のため、大切な参考資料となります。
しかし一方で、成績の上がり下がりで志望校を変更するのは、あまりよい方策とはいえません。

オープンや志望校の過去問演習を参考にしながら、戦略的な学習として、

・課題と思われる分野(単元)については全てをやりつくそうとせずに、伸ばせる可能性の高いところから手をつける
・得意といえる分野(単元)は確実に得点できるところまで高める

といったことを意識的に行うとよいでしょう。

9月から1月までは、まだまだ積み上げの時期です。
お子さんたちの多くは、「合格する自信がある」とは言いにくいと思います。

残りの時間を使って身につけられることは何があるのか具体的に挙げ、その上で時間が足りないと判断した場合は、志望校変更の選択について考えていきましょう。

もちろん、志望校を変更した場合も、その段階で変更先の志望校の入試傾向に対する学習の戦略立てが必要になります。
この時期は特に、ご家庭だけで悩むのではなく、お気軽に「名門指導会」にご相談ください。プロの知識と経験を使って素早い対応をさせていただきます。

       

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