Q
もうすぐ子どもが6年生に上がります。
現在サピックスから他の塾に転塾させるか悩んでいます。
最近成績があまり伸びません。
また、この先学年が上がるにつれて勉強の内容も難しくなったら、ついていけなくなるのではないかと不安です。
(サピックス5年生)
A
お子さまの成績が伸び悩んでいれば心配ですよね。5年生から6年生に学年が変わる段階では、転塾をお考えになる方も多いです。
とはいえ、転塾にはメリットもデメリットもあるので、よく吟味した上で判断したほうがよいでしょう。
サピックスでは、受験に必要な単元や内容の基礎のほとんどを5年生までに学習するので、6年生では「基礎はある程度身についている」という前提で演習や応用問題、授業やテストは進められます。
6年生からの発展的な内容の学習は、5年生までの基礎の部分がある程度身についた状態で取り組めれば力は伸びていくでしょう。
ですが、基礎が身についていなければ、問題演習や応用問題に取り組んでも成績が伸びなかったり、本来取り組むべき基礎的な学習ができなかったりと、苦しい受験勉強となってしまうかもしれません。
そのため、単に塾に通わせ、問題に取り組ませるだけではなく、「今のお子さまの現状に必要な学習を精査していく」ことが大切になっていきます。
・テキストの中でのお子さまの学習の現状に対する問題の優先度
・どれくらいの分量の学習をしていくか
・どのような方法で弱点を補強したり、基礎を固めていくか
・つまずいている部分とその原因とは何か
・必要なオプション講座とそうでないものは何か
これらのポイントを掴んで学習を精査できれば、サピックスを続けていく価値があると思います。
近年上位校の合格実績はサピックスが一番となっています、それに見合ったカリキュラムを備えていますので、サピックスの学習サイクルに乗ることができれば、実力がつくのも事実でしょう。
他の塾に転塾した場合、サピックスはカリキュラムを進めるのが速いため、未習単元が少ない可能性が高いのがメリットいえます。
とはいえ、全くないとは言い切れなので、事前に調べ、未習単元については着手しておく必要があるでしょう。
転塾先は、友人や講師との相性、通塾日数や宿題の増減といったような部分でサピックスとは違いがあると思います。
周囲の評判や資料、HPなども参考にしつつも、実際に転塾先として考えている塾の先生方にわからないことや不安なことを話したり、体験授業を受けたりするなど、実体験からの情報収集も大切です。
調べた情報から、実際にカリキュラムに沿って1週間のスケジュールを立ててみるなど、転塾先での学習の仕方をイメージしてみるといったこともやってみましょう。
転塾は、お子様の気持ちにも配慮していく必要があります。
サピックスのなかでの、友人や講師との関係だったり、サピックスに通っていることに対してプライドを感じているお子さまもいらっしゃるでしょう。
お子さまにも転塾のメリット、デメリットを伝え、十分話し合いながら一緒に検討していただけたらと思います。
もしご家庭での判断が難しい場合は、お気軽に「名門指導会」にご相談ください。
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