Q
塾で毎週のように「カリテ」などの試験があり、テストの復習をする時間が足りません。授業の復習、テスト準備、テスト直しを1週間のうちでどう時間配分したらよいのかおしえてください。
A
■5年生のうちからテスト直しの習慣をつけましょう
「カリテ」とは「学習力育成カリキュラムテスト」のことで、日能研が内部生に向けて行う単元別の復習テストです。カリテは6年生になるとほぼ毎週行われます。
また、日能研が主催する全国公開模試もほぼ毎月実施されるので、その間もどんどん進んで行く授業に追われ、「テストの復習がついおろそかになってしまう」と悩むお子さん、親御さんも少なくありません。
できるだけ5年生のうちに、テスト直しの時間をしっかりとれるような学習の進め方を見なおしておきましょう。
特に日能研の場合、5年生後半以降は学習の難易度が上がり、学習量も増えます。
6年生になってから慌てないように、学習に優先順位をつけて時間配分をしっかりできるようにしておくことをおすすめします。
■「◯△×学習法」で優先順位をつける
なにもかもを完璧にしようとすると、当然時間が足りなくなってしまいます。
そこで、日能研に限らず、すべての中学受験を考えている人にぜひお試しいただきたいのが「◯△×学習法」です。
まず、塾の授業中に子どもがテキストの問題に印をつけていきます。そのときに、以下の目安を参考にしてみてください。
◯…はっきりとわかった、理解できた問題。同じような問題がまた出てきても確実に解けそうなもの
△…だいたいはわかっているけれど、もう一度解けるかどうか自信がない問題
×…わかなかった問題
帰宅後に、親御さんがいっしょにその印を確認して、「ここは◯かな?それとも△にしておく?」と話し合いながら決めていきましょう。
この中で、「△」がついているものは優先的に復習すべき問題です。
このときに注意したいのが、お子さんが「◯」をつけていても実際には「△」だったりするので、しっかり確認してあげましょう。
「△」を「◯」にすることを目標にして学習に取り組んでください。
これが最短で成績をアップさせる秘訣です。「×」に時間をかけすぎると、ほかの学習時間がどんどん減ってしまいます。
取り組む問題や学習内容に優先順位をつけて取捨選択をすることは子どもだけでは難しいので、大人がフォローしてあげられるとよいですね。
■「今やるべきこと」をかしこく判断しよう
塾の宿題もそうなのですが、日々の授業の復習やテスト直しにおいてもすべてを完璧にこなそうとするのではなく「今の段階でこれは無理」「これだけは今やっておく」とひとつひとつ判断していくことで、うまく時間配分ができるようになります。
早い段階で「◯△×方式」を身につけておくと6年生になったときに有利なので、ぜひ実践してみてください。
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