サピックスは、首都圏を中心に難関校への多数の合格実績を誇る塾です。
テキストの内容は高度で、進度も他塾に比べると早いのが特徴です。
その早い進度から、カリキュラムについていけなくなるお子さんもいます。
理解があいまい、不十分なまま過ごしてしまうお子さんも多くいるのが実情です。
お子さんをサピックスに通わせるご家庭のお悩みとして、
- 宿題が多すぎてまわらない
- 授業がちゃんと理解できているのか不安...
- クラスがなかなか上がらない
- マンスリーテストで点が取れない
- マンスリーテストでクラスが上がっても、組分けテストになると落ちる
- αクラスに上がれない
といったものがあります。
宿題を全部しなければならないという「思い込み」を捨てる
宿題が多すぎる、授業が理解できないというのは、サピックスに限らず大手進学塾ではよく聞くお悩みですが、授業のレベル、宿題の量ともに最高レベルにあるサピックスでは、多くのお子さんにとって切実な問題です。
クラスによっても違いますが、まず「宿題を全部やるべき」という思い込みを捨てるべきです。
サピックスの教材は、デイリーサピックス・基礎トレ・デイリーサポート・ウィークリーサピックス…と非常に量が多く、これらを全部完璧に理解するのは不可能です。
お子さんの現状から考え、「今いちばん優先してすべきこと」に絞ってやることが必要です。
たとえば、お子さんが今のクラスの授業に今ひとつついていけていない、授業の理解が不十分だと感じるなら、宿題として指定されていても応用問題、発展問題は避け、授業で扱った問題を完全に理解できる状態を目指すべきなのです。
そして、授業はまずまず理解できるようになった、クラスアップを目指したいという状態になれば、上のクラスではやっているであろう問題にも手を付ける必要が出てきます。
つまり、サピックスで成績、クラスを上げるにはお子さんの今の状態を正しく把握することがなによりも重要になります。
お子さんの今の状況を知る
原則として、サピックスで月1回程度行われるのが「マンスリーテスト」です。
6年生の後期を除き、このマンスリーテストには「範囲」があります。
今習っている範囲のことが理解できているかをはかる、やや範囲が広い「復習テスト」の役割をしているのです。
だからマンスリーテストには「マンスリー確認テスト」「マンスリー復習テスト」という名前がついているのがふつうです。
この「マンスリー復習テスト」「マンスリー確認テスト」で点が取れない、成績が悪いということは、普段の授業の理解度が今ひとつということになります。
1回1回の授業の受け方、宿題のしかたなど、毎週の勉強のしかたについて、見直しと改善が必要だということになります。
一方、マンスリーテストで点が取れているのに、「組分けテスト」「サピックスオープン」では成績が悪いというお子さんもいます。
マンスリーテストではクラスの変動は上下3つまでですが、この「組分けテスト」などでは制限なしにクラスが変動します。
つまり大幅にクラスアップすることもあれば、その逆もあるということになります。
せっかく普段のマンスリーテストでコツコツとクラスアップしてきたのに、組分けテストでお幅にクラスが下がると、親子とも意気消沈してしまい、今後どのように勉強していけばいいかがわからないということになりかねません。
ここでもやはり、大切なのは「やるべきことの優先順位付け」ということになります。
マンスリーテストで点が取れているということは、短期的な記憶に関しては問題なく、「組分けテスト」などで試される「長期記憶」をどのように積み上げていけばいいか、という部分が問題になるわけです。
1回の体験授業で現場を判断
上記のように、ただやみくもに「がんばる」のではなく、お子さんの現状を正しく把握して「今何をすればもっとも効果的か」を判断することが、サピックスで成績、クラスをあげて志望校合格に近づく上でもっとも大切になるのですが、ご家庭でそれを正確に行うのは難しいものです。
この「状況把握」「判断」をプロに任せて効率よく「今すべきこと」を見つけるために、名門指導会の体験授業を受けられる方も多くいます。
数多くのサピックス生を指導してきた経験から、1回の授業でお子さんが「今すべきこと」を正確に導き出すことに長けた、名門指導会の講師。
ご家庭でのトライ・アンド・エラーの時間と手間を1日、1回の授業で解決することができ、好評です。
マンスリーテスト、組分けテストで問題点に気づいたものの「では、今すぐできて効果が見込めることはなにか」の判断がつきかねているなら、一度ご検討になってみてはいかがでしょうか。
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