中学受験勉強の本番ともいえる6年生の夏休みですが、たくさん勉強をしたにもかかわらず、半分近くの子が夏休み明けのテストで成績が下がってしまうようです。秋から挽回できることにはどのようなことがあるのでしょうか。
目次
1.夏休み明けに成績が下がってしまう原因
2.合格可能圏内30%は、逆転合格のチャンスもある
3.運動会は以外な落とし穴。体調管理に気をつけましょう
4.9月はペースダウン、10月からパワーアップ
5.秋に体調や気持ちを整えて、合格に向かう
1.夏休み明けに成績が下がってしまう原因
中学受験に挑戦するご家庭にとって、6年生の夏休みに成績が下がってしまうことは大きな悩みではないでしょうか。
夏休み明けのテストで成績が下がる理由には、以下のようなことが考えられます。
まず、夏の暑さと勉強量で体力を消耗してしまったことが挙げられます。
また、塾の宿題が多すぎてあたふたと勉強をしてしまったこともあるでしょう。
でもなにより注意しなければならないのが「夏休みの過ごし方を間違えてしまった」ということです。
8月、9月と続けて成績が下がったら要注意かもしれません。
時間に追われて気持ちが焦ると、問題文を最後までじっくり読むことができなくなってしまいます。
そうならないためにも、問題を鉛筆をなぞって読む習慣をつけるなどの対策を今からでもいいのでしておきましょう。
また理科や社会など暗記が必要な科目は、頭の中にある断片的な情報を整理し、まとめ直しておきましょう。
2.合格可能圏内30%は、逆転合格のチャンスもある
夏休み明けに自信やモチベーションの回復をするようにしましょう。
テストの結果が思うように出なくても、諦めるにはまだ早い時期です。
もしお子さんの志望校の合格可能圏が30%でも「学力が伸びている過程」と捉えてください。
中学受験で最初から合格ラインにいる子はわずかです。
ほとんどの子が合格可能圏30%から70%のところにいます。
たとえば、国語と算数だけで10点ずつ、理科と社会で5点ずつ、計30点今よりも取れたら、それだけで80%ラインに届きます。
でも、もし可能圏20%なら、現状は厳しいかもしれません。
少しでも早く80%ラインに到達するための対策として、夏休みで失った自信やモチベーションを早く回復させ、合否判定テストなどの基本問題では確実に点数を取れるようにしておきましょう。
テストの結果から、どの単元や項目が苦手かを見極め、苦手分野を克服していきましょう。
3.運動会は以外な落とし穴。体調管理に気をつけましょう
夏休みが終わると、各塾では志望校別特訓がスタートします。
秋は体調管理に十分気をつけましょう。
気温差があるだけでなく、運動会など学校の行事などがあり、体調を崩してしまう子もいます。
この時期に親がやるべきことは、子どもの体調や睡眠時間の管理と、慌てて学習に取り組むことのないように宿題などの優先順位をつけてあげることです。
そして、叱咤激励ではなく「あなたなら大丈夫」という励ましに注力するようにしましょう。
4.9月はペースダウン、10月からパワーアップ
夏休み明けから受験本番直前までずっとがんばり続けるのは危険です。
なぜなら本番直前で疲れ果ててしまう可能性があるからです。
そうならないために、10月を境に成績を上昇させていくイメージで学習を進めるようにしましょう。
秋は、夏の疲れや運動会などで体調を崩しやすく、苦手分野克服にも力を注ぐ時期なので、一時的に見た目の成績が落ちてしまうこともあるかもしれません。
その場合も慌てず、9月は少しペースを落として体調などを整え、10月から気分を変えて上昇させていけば、入試直前まで一気に伸びていく可能性があります。
この「合格への曲線」を頭にイメージしながら、着実に目標に向かっていきましょう。
5.秋に体調や気持ちを整えて、合格に向かう
夏休み明けに成績が下がったからといって、落ち込む必要はありません。
10月を境に入試直前まで一気に伸びる子もいます。
秋には体調や気持ち、学習スケジュールを整えるべきだということを頭に入れておいてください。
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