目次
1. ひと昔前の受験勉強方法では失敗してしまう
2. 国語の「論理的な読解力」が必須
3. タイムマネージメントは親の役割
4. 家族の協力が必須
中学受験をするために塾に通い始めたら、実際の学習については塾の先生にまかせて、親は家庭での復習をフォローすることや、子どもの家庭学習のタイムマネージメントをするのが理想的です。
ここでは、中学受験を子どもにさせる親が陥りがちな「失敗」と、ご家庭の協力体制についてお伝えします。
1. ひと昔前の受験勉強方法では失敗してしまう
お父さん、お母さんが子どもの頃と現在では、中学受験を取り巻く事情は大きく異なっています。
たとえば、昔はひたすら暗記をしたら文系科目ではかなりの点数がとれました。大学入試では英語、古典、漢文は暗記がメインだったのではないでしょうか。
特に社会の日本史や世界史も、ほとんど暗記だったと思います。
現在でも社会科だけは暗記しなくてはいけない項目がとても多く、入試問題に社会が含まれることが多い関東の子どもたちにとっては、社会は暗記で点数を稼ぐ科目と考えられているようです。
せっせと暗記すればある程度は点数が伸びるので、その成功体験をもとに他の科目も「暗記型」学習に頼ろうとするのですが、これは結果的に全体の伸び悩みにつながります。
理科も暗記でなんとかなる、算数は問題をたくさんやればいい、国語は本をたくさん読んでいるなら解ける、というような昔の考え方では今の入試問題に対応できません。
今、入試で求められているのは、論理的な思考力です。
2. 国語の「論理的な読解力」が必須
算数、理科、社会の問題を深く理解するためには、国語の論理的な読解力が必要です。
それがあってこそ、初めて見るタイプの問題でも「今何がわかっているのか」を整理して「どの考え方を使えば解けそうか」ということを予測し、それを実行しチェックする「思考力」によって理解できるのです。
算数は「解法パターン」をできるだけ多く暗記して同じような問題に対応していけばいい、と考える親御さんもいますが、それは大きな間違いです。
最近の入試問題は格段に難易度が上がっていて、解法パターンを知っているだけでは解けません。
論理的思考力が必要な問題が多く含まれているからです。なので、中学受験をするにあたって親が勉強を教えることは、選択肢から外した方がいいでしょう。
3. タイムマネージメントは親の役割
親ができることは、子どもの学習スケジュールを把握して、「今日は、これとこれを終わらせよう」「明日はこれをやっておこう」と促し、それができたら「よくがんばったね」と褒めてあげることです。
そして次の段階では、「今日はなにを勉強すればいいと思う?」「明日は?」と子ども自身にスケジュールを考えさせましょう。
うまく励まして、喜びも辛さも分かち合えるといいですね。
お父さん、お母さん、どちらがやってもかまいませんので、うまく役割分担をしながら、子どものタイムマネージメントをしてあげてください。
ひまなときだけ気まぐれで子どもの勉強を見て、成績についてネガティブなコメントをしたり、「塾が悪いんじゃないか。塾を変えたらどうか」などと発言するのは子どもに悪影響を及ぼすのでやめましょう。
4. 家族の協力が必須
中学受験は、お父さん、お母さん、そして子どもが「3人4脚」で臨むことができれば、結果的に強固な家族の絆をつくることができるでしょう。
両親が一致団結して応援してくれることは、子どもにとって大きな力になります。
現在の中学受験についての情報を客観的に集め、夫婦でよく話し合ってそれぞれの役割分担を考えておきたいですね。
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