夏休みは各塾で夏期講習が実施されますが、それぞれに特徴があります。今回は、各塾の夏期講習の内容と5年生と4年生の夏休みの過ごし方についてご紹介します。特に5年生の夏休みは重要なのでチェックしてみてくださいね。
目次
1.【5年生】中学受験で、実は一番重要なのが「5年生の夏休み」
2.【5年生】2つの塾の夏期講習と学習のポイント
SAPIX
日能研
3.【4年生】夏休みにやっておくべきことは?
4.【4年生】早稲田アカデミー「夏合宿」の例
5.夏休みはふだんできないことができる、大事な時期
1.【5年生】中学受験で、実は一番重要なのが「5年生の夏休み」
5年生の夏休みは受験本番まで1年以上ありますが、どの塾でも5年生の夏休みは重要なポイントです。なぜなら、6年生で実施される「志望校別講座」を上位クラスで受講できるかできないかの勝負が、5年生の夏だからです。どのクラスに入るかによって秋以降の目標が大きく変わります。そのことを意識して夏休みをすごすようにしましょう。
2.【5年生】2つの塾の夏期講習と学習のポイント
2つの塾の5年生の夏期講習の内容と対策をご紹介します。
SAPIX
7月末からお盆までの15日間と、お盆明けの5日間の2部構成で夏期講習が実施されます。5年生の下半期は「上位に入れる子と入れない子」が固定化されてしまう時期で、夏期講習はその土台固めに位置づけられる大事な時期。講習前に上半期で学んだ内容の弱点補強を済ませておきましょう。また、お盆や講習終了後の「マンスリーテスト」の学習を具体化させておくことが重要です。
日能研
基礎、応用、発展の各レベルで教材が異なり、講習特別テストが実施されます。ほかの塾に比べると夏休み明けの難易度上昇は緩やかですが、9月からは思考力や記述力を試すテストが入ってくるので、上位クラスでは入試レベルの対応が求められます。講習特別テストで上位を狙うことも目標に学習を進めましょう。
3.【4年生】夏休みにやっておくべきことは?
3年生の2月からスタートした受験勉強も半年が経ち、塾通いにも慣れてきた頃ではないでしょうか。でもこの時点で、勉強にまったく身が入らなかったり、本人が受験をしたがらないのであれば、再度中学受験をするかどうかを検討し直したほうがいいかもしれません。
また、夏休みは塾との相性を見直すいい機会でもあります。今の塾がわが子に合っているかどうか、性格などと照らし合わせて振り返ってみる必要があります。
4.【4年生】早稲田アカデミー「夏合宿」の例
早稲田アカデミーはくり返し学習することで知識を定着させていく、反復学習スタイルの塾です。宿題も多く、コツコツがんばるタイプの子や体力がある子には向いていますが、大人の目がないとさぼるタイプの子には向いていません。
また、この塾は4大受験塾(SAPIX、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー)の中で唯一「夏合宿」を行っています。4年生のうちは魚つかみどりなど楽しい野外活動も含まれていますが、それでも滞在中の3日間は夜10時まで授業やテストがあります。
勉強しかない環境に気持ちを切り替えて集中できる子は、精神的な成長や勉強への目覚めにつながるでしょう。しかし、メンタル面が不安定な子、親がそばにいないとだめな子にとってはこの合宿がマイナスになるかもしれません。
子どもの性格と塾の相性はとても大切です。もし転塾するならカリキュラムやクラス分けのことを考えると5年生の夏までにするのがベターです。4年生の夏休みに子どもと塾との相性をぜひ真剣に考えてみてください。
5.夏休みはふだんできないことができる、大事な時期
このように、5年生にとっても4年生にとっても、夏休みは重要なターニングポイントとなります。夏期講習を受講するからと安心せず、夏以降の学習スケジュールを念頭に置いて、有意義にすごせるよう努めましょう。
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