Q.
理科の「植物」「天体」の単元が苦手で、本人もそれを自覚していて「嫌い」と言っています。どのように克服したらいいでしょうか。
A.
■ 「暗記」のイメージを払拭する
理科の場合、「大量に覚えるのが嫌だ」「暗記するべきことが多い」というイメージがあるようです。
しかし、必ずしも理科の暗記は膨大な量ではありません。
お子さんにも、入試に出るのは限られた動植物であることや、暗記しなければ解けない問題はそれほど多くないということを伝えてあげてください。
そしてたとえば「マインドマップ」を描くことを試してみてはいかがでしょうか。
ある程度暗記することを頭に入れて覚えてから、そのつながりを大きめの紙やノートに描いていくのです。
マインドマップというのは思考ツールのひとつで、ひとつのキーワードから連想することやイメージをどんどんつなげていくことで、「点」である知識を「線」でつなげ、新たな発想を生む助けにするもの。
長いテキストや大量の単語をただ暗記するのではなく、自分で思考を整理し、視覚化して手を動かすことで記憶が定着し、あとから思い出すときに役立つことがあります。
■ 「植物」の苦手克服方法
「植物」の単元では、植物の名前など暗記するべきことが膨大にあってうんざりしてしまう子どももいますが、図鑑に出ている植物を全部暗記する必要はありません。
問題に出るのは、日常の食卓に並ぶ野菜や果物、庭や通学路の草花など、身近な限られた植物です。
実際に問題に出た植物を公園などで探すのもよいでしょう。
図鑑やインターネットでさまざまな角度から植物を観察してみるのも子どもの興味を広げるきっかけになるかもしれません。
■ 「天体」の苦手克服方法
空間や方角をうまく認識できなかったり、空を立体的なイメージでとらえることができず、「天体」に苦手意識を持ってしまう子もいます。
この分野に関してはデジタル教材もたくさんあるので、利用してみると楽しく学習できるかもしれません。プラネタリウムなどで実際の夜空を再現しながら星の動きを説明するような講座もあるので、参加してみるとよいでしょう。
また、衛星やロケットの打ち上げ、火星探査などのニュースをきっかけに、子どもといっしょに地球と星の距離などを調べてノートにまとめてもいいと思います。
■ 驚きや発見が苦手意識を払拭する
理科の苦手意識を払拭するためには、意外な発見や驚き、そして「そうだったのか」という納得感が大切です。
「とにかくがんばりなさい」ではなく、子どもの興味が湧きそうな方法を模索しながら、少しずつ目標設定して苦手分野を克服していきましょう。
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