目次
1. 4年生のうちは「学習の習慣」の基礎を
2. 朝30分の漢字と計算の学習
3. 低学年のうちは「日常的な体験」を大切に
4. 学ぶことの楽しさ
本格的な受験勉強が始まる4年生までに、子どもが身につけるとよい学習の習慣にはどのようなものがあるのでしょうか。
また「学ぶことの楽しさ」を伴う日常的な経験についてもお伝えします。
1. 4年生のうちは「学習の習慣」の基礎を
まだ学習内容の難易度が低い4年生のうちに、ぜひ「問題に対する向き合い方」をしっかりと身につけておきましょう。
5年生以降になると大人でも内容についていくのが難しくなりますが、4年生の内容なら親がフォローすることができます。
子どもの思考法や理解度を把握するために、授業中のノートや塾の答案用紙をチェックしてみてください。
点数や正誤より、子どもの書き込みから「どこまで理解しているか」「どこで間違えたのか」を注意してみてあげましょう。
子どもと一緒にチェックしながら「ここに気をつけていたら解けたんだ」「次はもう間違えない」という気持ちを持たせることも大切です。
このように、ひとつひとつの問題にしっかりと向き合う「学習の習慣」の基礎を4年生のうちからつけることが、5年生以降の学習に役立ちます。
2. 朝30分の漢字と計算の学習
小学校の早い時期から、「30分以内の
朝学習」の習慣をつけておくと、後々とても楽になります。
朝の短時間に漢字と計算の学習に取り組む習慣をつけましょう。
中学受験を考えている場合でも低学年のうちはこの「朝学習」と、毎日の宿題をていねいにやるだけでかまいません。
そのときに、正しい姿勢と鉛筆の持ち方で「しっかりと」「ゆっくり」するように心がけましょう。
学校の勉強についていけるなら、特に進学塾に入れる必要もありません。
幼児期のうちは、低年齢からの特殊な英才教育よりも音読などのほうがずっと有効だと思います。
高学年で難易度の高い問題を解くためには、問題をきちんと読み、内容を整理して筋道立てて考えることが求められるので、早い段階からその準備として基礎学習をコツコツと積み重ねることをおすすめします。
3. 低学年のうちは「日常的な体験」を大切に
理科や社会などは、日常の体験や身体感覚がとても大切になってきます。
家族で旅行に行くときや、水族館や動物園、公園に出かけるとき、ご家庭の台所での経験など、あらゆる場所に「学びの種」があります。
これらに子どもの目を向けさせてあげることも、親が与えられる大きな力です。
小学校で学ぶことの多くは、日常的な現象に即したものが多く、難関校の入試でもそのような現象をもとに多くの問題が出題されます。
「これは勉強に役立つから見ておきなさい」と親がつまらなさそうにいうのではなく、子どもと一緒に驚き、楽しむことが子どもの好奇心にもつながります。
日常におけるさまざまな体験を通じて身につけた身体感覚が、学習の基礎になっていきます。
たとえば「トウモロコシは単子葉植物」という言葉をただ暗記するより、台所でお母さんとトウモロコシの皮をむいた経験があるほうが、ずっと頭に入りやすいのではないでしょうか。
体積や容積、比重、中和や溶解度なども台所での経験が大きな力になります。
いろいろな機会をとらえて、学ぶことの楽しさや日常の中にある科学を追求するおもしろさを知るためにも、こうした日常的な体験はなによりも大切なものなのです。
4. 学ぶことの楽しさ
4年生までに、基礎学習の習慣を身につけ、さまざまな体験をしておくことは、高学年になってからの学習に役立ちます。
また、受験をする・しないに関わらず「知ることや学ぶことの楽しさ」を知ることは、生活そのものを豊かにしてくれるのではないでしょうか。
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