目次
すべての整理は「その日のうちに」
テキストの整理
プリントの整理
大手中学受験塾では、早くも新年度が始まり2ヶ月が経ちました。
小学校でも新学年がスタートし、中学受験生の皆さんはようやく新しい生活リズムが把握でき始めた頃でしょうか。
中にはまだ日々の課題に精一杯で、塾で配られるプリントやテキストが机の上に山積み……という人もたくさんいると思います。
せっかくの教材も、必要な時にパッと取り出せないのでは宝の持ち腐れですし、何より山積みの教材が目に入る机では、気持ちよく勉強ができませんよね。
そこで今日は、ドンドン増えていく塾のテキストやプリントを整理するおすすめの方法をお伝えしようと思います。
すべての整理は「その日のうちに」
まず整理のペースですが、授業があった「その日のうちに」やるのがおすすめです。
忙しい皆さんが毎週末、整理整頓のための時間を取ることは難しいと思いますし、特に高学年は配布物が多いので、たとえ1週間でもそれらを放ったらかしてしまうと、どれがいつのものだか分からなくなったり、答えと問題が揃わなくなったりと、整理に余計な手間と時間がかかってしまうことになるからです。
それでは早速、テキスト・プリントごとにおすすめの方法を紹介していきましょう。
テキストの整理
塾でもらってきたテキストは、帰宅したらすぐに処理しましょう。
「処理」と言ったのは、それらをファイルなどに仕分けする前に、ある手順を踏んでほしいからです。
たとえばSAPIXのように授業毎に配布されるタイプの場合は、その都度プリンターでスキャンします。
3・4年生のうちは保護者の方にお願いしても良いですが、5・6年生になったら一緒に、もしくは一人でやれると良いですね。
この作業は慣れるまでちょっと面倒ではありますが、たとえ復習する時間や体力が残っていない日もスキャンだけは欠かさず行う習慣ができれば、少なくとも毎回、その日習ったことにざっとでも一通り目を通せることになります。
その日に習った内容を都度自覚すること、これは小さなことのようで、意外と効果的なことですよ。
また、前年度のテキストというのは基本的に見返すことはありませんが、ある単元において基礎からまるで判っていないことが発覚した(ゼロからやり直しをすることになった)場合、それを見返したくなることがあるかもしれません。
もちろん皆さんがそのような残念な事態に陥ることは無いように願っていますが、こうしてデータで残しておくことで、次の学年に上がった時になんの躊躇(ちゅうちょ)もなく原本をドサッと捨てられるメリットもあります。
過去1年分のプリントやテキストがごっそりなくなると、部屋が見違えるほど清々しますよ。
自宅にあるプリンターにデータ名の記録やファイリング機能も備わっている場合は、ぜひスキャンの際に単元名やテキストナンバーを入力して保存しておきましょう。
出来ればこのときデイリーチェックテストのみ、基礎問題のみなど、分類ごとに仕分けておくと、復習の際に必要な教材を簡単に探したり、過去問演習で発覚した苦手なジャンルの類題のみをチョイスして一気にプリントアウトできたりと、とても重宝しますよ。
日能研のようにテキストが学年や学期などの初めに配布される場合は(あまりの分厚さから通称「電話帳」と呼ばれています)科目ごとに裁断しておき、講習が終わったらスキャンしておけばよいでしょう。
このときカラーのデータが乏しいと感じる場合はスキャンの際にネットや参考書からテーマごとに重要な写真やデータを選んで加えておくと、自分だけの充実した復習教材を作ることもできます。
プリントの整理
次にプリント類ですが、これらの内容はテキストと連動・重複していることがほとんどなので、科目・種類ごとにファイルやボックスを作り、授業の度にきちんと仕分け保存するとよいでしょう。
ボックスの背に科目や種類の名前を書き(もしくはシールなどを貼り)、復習しやすいように、時系列にきちんと並べてしまっておきましょう。
塾で配布されるテキストやプリント類は、各塾の講師陣による、長年の入試研究結果が凝縮された、頼もしい受験のパートナーです。
皆さんが整理整頓された心地良い環境でこれらを最大限に活用し、志望校合格に向けて充実した受験生活を送れるよう願っています。
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