目次
1. 塾のやり方や雰囲気に戸惑う子もいる
2. 塾を「どう使うか」が重要
3. 成績は上がらないのが普通
4. 子どものノートを確認する
5. ノートとテストの結果をじっくり見ることが大事
中学受験のために塾に通い始めたばかりのお子さんを持つお母さんから「うちの子は塾に向いていないような気がする」という相談を受けることがあるのですが、本当にそうなのでしょうか?今回の記事は、塾や家庭教師の使い方と、モチベーションを保つために気をつけるべきことについてお伝えします。
1. 塾のやり方や雰囲気に戸惑う子もいる
子どもの成績が上がらない、塾の勉強についていけないという悩みを持つ親御さんの中には「子どもが人と点数を競うような塾のやり方に向いていない」「集団指導に向いてないような気がするので、個人指導や家庭教師で受験を乗り越えたい」と考える方もいます。
でもこれは本当にそうなのでしょうか。
塾に通い始めた早い段階から「集団指導で競い合う塾に向いていないから、子どものペースで受験を乗り切りたい」という考え方をしてしまうと、中学受験に取り組むことそのものが難しくなります。
というのも、「子どものペースの勉強」を貫くことは、中学受験では不可能だからです。
これは塾に限らず学校の勉強も同じで、すべての子どもが「自分のペース」でやっていたら、授業そのものが成り立たなくなってしまいます。
2. 塾を「どう使うか」が重要
少し厳しい言い方になってしまいますが、子どもの成績が上がらないのは学校や塾の指導や授業が原因ではないと思います。
学校は学習の基礎を学ぶ場所であり、塾は補習や受験のために利用する「ツール」にすぎません。そこで塾を「どう使うか」がとても重要になってきます。
そのためには、親がスケジュール管理をして、学習に付き合っていくことが必須となります。
学校や塾、家庭教師に丸投げして子どもの力が伸びることはないということをを念頭に置く必要があります。
3. 成績は上がらないのが普通
成績が上がらないことに焦り、「どうしてもっとがんばらないの」という気持ちになる親御さんもいるようです。
でも、塾に通っている子どもは全員ががんばっているので、「もっとがんばれ」「みんながんばっているからそれ以上にがんばれ」といっても無理です。
親として、頭ではわかっていてもつい口にしてしまう言葉かもしれません。
そのような言葉を投げ続けてしまうと、子どもはモチベーションを維持できません。
中学受験に挑戦する親御さんやお子さんたちはさまざまな壁にぶつかりますが、その中でも「成績」は最大の壁の原因だと思います。
でもよく知っておいていただきたいのが「成績は上がらないのが普通」という事実です。
もし上がるとしてもそれは段階的に少しずつであり、停滞するときは必ず訪れます。
では、どう子どものモチベーションを支えてあげたらよいのでしょうか。
4. 子どものノートを確認する
まず、塾の授業は学校の授業とはまったく異なるものなので、子どもは最初びっくりすると思います。
授業のペースも速く、先生の声の大きさや板書の量もちがいます。
宿題も大量に出される上に難易度も上がります。
子どもが塾でもどのような勉強をしているのか、どこで大変な思いをしているかは、親はなかなか把握することができません。
塾の授業は一般的に見学できないからです。
そこで子どもから話を聞いて子どもの状況を聞き出すこともできますが、それだけではなかなか実態はわかりません。
そこで、手がかりになるのがノートです。
4年生あたりまではノートがちゃんととれていなくても理解して聞いている子もいますが、5年生以上になると難しくなります。
「内容はわかっているから」という子どもにもノートをとることを促してあげましょう。
逆に、ノートをとるのに一生懸命で内容を理解できていないパターンもあるので見極めが大切です。
5. ノートとテストの結果をじっくり見ることが大事
ノートはとれているのに理解できていない子は、毎月のテスト結果を見るとわかります。
聞いたことを理解してそれを正確にテストなどで再現できるか、ということが大事なので、よくテストとノートをじっくりと見てあげましょう。
4年生の早い段階でそれを確認し、なにか問題があるときはノートの取り方や学習の取り組み方を改善することによって、子どものモチベーションの維持を支えてあげてくださいね。
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