目次
1. 「食欲の秋」夏の疲れを吹き飛ばす秋の食材/a>
2. 秋が旬の食材とは
暑さは過ぎ去り、頬にあたる風がひんやり心地良い季節になりましたね。
1. 「食欲の秋」夏の疲れを吹き飛ばす秋の食材
花粉症も、うだるような暑さも、眠気を誘う寒さも無い穏やかな「秋」は学びに最適と言われますが、中には「やる気が出ない」「お腹が空いて集中できない」「疲れが取れない」といった声も聞こえてきます。
実は夏休みを終えて一ヶ月が経つ今頃は、後期が始まった緊張も緩み、夏の疲れが出やすい時です。
夏に比べ日照時間が減ってくるため、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが不足し、気分が滅入りやすくなることも判っています。
さらに気温が下がることで身体は体温を維持しようとエネルギーを余計に消耗しますから、余計に疲れや空腹を感じやすくなるわけです。
このような理由でついつい食欲が増すことや、秋刀魚・かぼちゃ・松茸・新米・柿やぶどうなど挙げればキリがないほどの美味しい食材が旬を迎えることから、日本では秋を「食欲の秋」とも言いますよね。
秋の食材は糖質、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富です。
糖質は夏の疲れを取るエネルギーづくり、ビタミン(特にB群)は代謝を促しメンタルの安定や健康維持を助ける働きなども期待できますよ。
ただし、秋の食材がいくら魅力的だからと言って、連日食欲のままに食べすぎてしまっては、肥満や胃の不調、眠気が取れないなどの不調にも繋がります。
「腹も身の内(うち)」、暴飲暴食にはお互い気をつけましょうね。
2. 秋が旬の食材とは
「高校受験」は中学受験に比べ、親の負担がぐっと少ない受験です。
☆秋が旬の食べ物☆
野菜:南瓜・さつまいも・なす・春菊
果物:栗、柿、ぶどう
魚:秋刀魚・鯖・鮭・鰯・うなぎ
〈知っておこう!〉
・「南瓜(かぼちゃ)」………名前の由来は国名「カンボジア(Cambodia)」。天文年間(1532~55年)、カンボジアの産物として日本に伝来しました。
ハロウィンの10月に最も多く出回りますが収穫は主に夏。
獲れたては水分が多く甘みも弱いため、「追熟」させることで秋に食べ頃を迎えます。
・「春菊」………秋から冬にかけて旬を迎えます。
「春」という文字に惑わされないようにしましょう。
ただし季語の分類は黄色い花が咲く「冬」です。
・「秋刀魚(さんま)」………気温が下がると水温も低くなるので、魚介類は身に脂がのります。秋刀魚は「南瓜」と共に、中学受験では漢字の書き取りでよく扱われるので、書けるようにしておきましょうね。
・「うなぎ」………夏のイメージが強いですが旬は秋です。
ただし「『土用の丑』に食べると夏負けしない」と言うことから季語では「夏」に分類されています。
・「鯖」……EPAやDHAを豊富に含んでいます。
脳の中で記憶学習の機能を持つ「海馬」の脳細胞には20%以上のDHAが含まれているため、DHAの摂取は頭が良くなることに貢献すると言われていますよね。
ただしこの栄養素は酸化しやすいので、酢飯やレモンなど抗酸化作用のあるものと併せて取るとさらに良いでしょう。
美味しくバランスの良い食事で、秋の味覚をたっぷり味わってくださいね。
中学受験生の皆さんが心身ともに健やかで充実した秋を過ごせるよう願っています。
受験相談・体験授業お申込み
必須の項目は必ず入力してください。
ご相談内容をより詳しく書いていただければより的確な回答をお渡しできます。