目次
GW空けに一気に緊張の糸が切れる
近年増えている「新五月病」とは
五月病、新五月病にならないためのポイント①
五月病、新五月病にならないためのポイント②
『穀雨』の名の通り、百穀をはぐくむ春雨が続く日々ですね。
張り切って新学年のスタートを切った受験生の皆さんかと思いますが、その一方で、そろそろ疲れが出てボーッとしてしまったり、よく眠れなかったりはしていませんか?
GW空けに一気に緊張の糸が切れる
主に社会人がGWの大型連休明けに気持ちが晴れず憂鬱になったり、体調を崩したりすることで有名な「5月病」ですが、中学受験生にとっても、塾の新年度が始まり3ヶ月・小学校の新学年が始まり1か月のこの時期は、非常に疲れが出てきやすい頃です。
せっかく掴んだ日常のリズムが大型連休で崩れてしまい、GW明けに一気に緊張の糸が切れ、「なんだか憂鬱で調子が出ない」「体調が優れない」「やたら眠い」「小さなことにイライラする」「学校や塾に行きたくない」「不安や焦りで落ち着かない」……等、いわゆる五月病の症状が出てしまうことは小学生にもよくあることです。
五月病は主に疲労やストレスが原因で、軽い「適応障害」や「起立性調節障害」に近いものだと言われていますが、放置すればうつ病に移行することもあるので気をつけたいですよね。
意欲的に学習に取り組めていることは素晴らしいことですが、この時期は年度始めで気持ちが張っていて自分の心や身体の変化にうとくなりがちです。
「何だか気持ちが落ち着かないな」「調子が出ないな」など、いつもと違う状況に気がついたら、一息入れるように心がけましょう。
そして、今月(4月)はこれまでと環境が大きく変化している、つまり、「今の時期、自分は心身共にストレスの負荷がいつもより高くなっている」ということを常に認識しておくことがとても大切です。
そのうえで、普段から自分の心身の状態をこまめに確認し、定期的に息抜きやストレス発散を挟むことがポイントです。
近年増えている「新五月病」とは
また、近年ではゴールデンウィーク明けではなく、六月に入ってから調子を崩してしまう「新五月病」も増えています。
新五月病というのは、連休明けは本人も保護者の方も五月病を意識し、注意深く過ごすことでなんとか不調を避けられたものの、梅雨時の気候が不安定になってきた頃に、同様の症状が現れてしまうことを指します。
特に中学受験生の皆さんは、5月から一気に増える模試の影響で休日が減ってしまい、課題や宿題も増える上に梅雨のジメジメした気候や日照不足も重なって、6月は心と身体のバランスを崩しやすい時期です。
ぜひ注意深く自分の心や身体に耳を傾けてあげてくださいね。
五月病、新五月病にならないためのポイント①
五月病や新五月病にならないもうひとつのポイントとしては、普段からストレスを溜め込まないことも大切です。
たとえば新学期が始まり、大きく生活環境やリズムが変わってうまく課題や宿題をこなせていない人は、具体的にどのようなスケジュールを組んだら解決出来そうなのか、この機会に見直してみましょう。
うまく回っていない学習スケジュールを組み直す際には、第三者の視点を取り入れることが効果的です。
ぜひ、塾や家庭教師の先生にも助言を求めてみてくださいね。
五月病、新五月病にならないためのポイント②
また、心や身体に不調を感じている場合には、学習面だけでなく、新年度が始まってからの人間関係や生活リズムにも支障や課題がないかどうか振り返ってみましょう。
問題が見つかった場合は具体的に解決策を考え、改善のために行動を起こしてみるのが一番ですが、ノートに書き出してみたり、友達や保護者の方に話してみたりするだけで気持ちが楽になる場合もありますよ。
その他効果的なのは、いわゆる“幸せホルモン“である「セロトニン」の脳内分泌が活発になるよう散歩をしたり、日光を浴びたり、乳製品・バナナ・白米などを積極的にとることです。
連休中は就寝時間が後退することで体内時計が狂い、心身の不調が生じ始めるケースも多いので、連休中も早寝早起きを心がけ、夜更かしの悪習慣を作らないことも良いと思います。
皆さんが大型連休中も上手にメリハリのある日々を送り、“五月病“とは無縁の元気な5月・6月を過ごせるよう願っています。
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