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2024年度入試 ふるわなかったサピックス
今一度、塾の選び方について考えてみる時期
お子さんの進路も進学先も多様化している
暖冬もそろそろ終わりかという今日この頃、突然の大雪には驚きましたね。
当日関東では、跡見学園など受験最終日だったご家庭も少なくなかったようですが、皆さんは無事試験を終えることが出来ましたでしょうか。
多くの生徒さんが進学先も決まりホッとしているところかと思います。
受験生の皆さんはもちろん、様々な形で御本人をサポートされていた親御さん方も本当にお疲れ様でした。
2024年度入試 ふるわなかったサピックス
さて、2024年中学受験、蓋を開けるとその結果は今のところ早稲アカがやや躍進、SAPIXがふるわず、むしろ例年にない残念な結果、といった感じです。
特に開成や桜蔭など御三家の合格者数では、SAPIXが男女ともすべての学校が昨年から減少しており、聖光学院や渋幕などの人気校も同様の結果でした。
こちらのメルマガやコラムでもいつもお伝えしている通り、SAPIXの御三家・難関校対策やテキストには素晴らしいものがありますが、「SAPIXに入れば安心」では決してないということを、この結果も踏まえ、改めて認識していただければと思います。
入塾・転塾の最良のタイミングは新年度スタート(2月〜)ではありますが、どちらの塾を選ばれたご家庭も、塾とお子さんの相性に違和感を持たれている場合は無理して通わせ続けることなく、ぜひ一度、中学受験の経験豊富なプロ家庭教師や塾の先生によく相談なさってみてくださいね。
今一度、塾の選び方について考えてみる時期
長年SAPIXは御三家合格占有率でトップを走り続け、「御三家ならSAPIX一択」「SAPIXに入れば安心」と言われ続け、近年では受験学年での確実な通塾(席の確保)のため、低学年からの入塾・席の取り合いや、それに伴う各教室の生徒募集停止が話題になっていました。
しかし、今年のこのような結果を受け、優秀な成績の生徒さんたちが早稲アカなど今年合格率を伸ばした他塾への入塾・転塾を希望されることも大いに予想されます。
その場合、数年後には「サピ一強」と言われた時代も終わりを迎えることがあるかもしれません。
これを機にというわけではないですが、御三家や難関校を目指されているご家庭の皆さんは、どの塾が良い・悪い等の巷のウワサに流されず、お子さんの資質や性格・成績・志望校と、通われている塾の相性が本当に良いかどうか、私が主任相談員を務めるサイト「中学受験情報局」に書いたこちらの記事も参考に改めて見直してみてください。
(もちろん塾を使わない受験も、お子さんによっては選択肢の一つです)
お子さんの進路も進学先も多様化している
また、そもそも志望校や憧れのチャレンジ校が御三家・難関校ではない、というお子さんも今は増えていますね。
グローバル教育に熱心な学校に通わせたい、中高一貫で伸び伸びすごせる学校が良い、アクティブ・ラーニングで学べる授業を受けさせたい等々……
志望校自体の多様化に合わせ、多くの塾で、中高一貫校用の適性検査対策・作文対策など、以前より様々な対策や講座が用意されています。
我が子の志望校に特化した対策を行っている塾はどこか?合格実績が良い塾はどこか?
そんなことも、ぜひ各塾に問い合わせたり、調べてみたりして比較検討していただけたらと思います。
日々奮闘する中学受験生の皆さんに、この記事が少しでも力になれたら嬉しいです。
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