目次
1. 面接で最低限気をつけたいポイント
2. 面接時の服装の注意点について
3. 面接で伝えるべきことは
前回の記事では、は中学受験の面接にまつわる基本的なことをお伝えしました。
今回は引き続き、面接当日に気を付けたいポイントと服装についてお話します。
1. 面接で最低限気をつけたいポイント
面接は基本的に、目の前にいる面接官(先生)の目をしっかり見て、あわてず、丁寧な言葉遣いで、真摯に受け答えすることが第一です。
嘘をついたり繕ったりする必要はなく、ありのままの自分で素直に受け答えすれば良いのですが、最低限気をつけたいポイントもいくつかあります。
〈これだけは気をつけよう!〉
・ノックをせずに入室する、勧められる前に勝手に座る、初めと終わりに礼をしない、携帯をいじる、着信音を鳴らす。形式張る必要はありませんが、最低限のマナーは守りましょう。
・学校の方針を否定する。
たとえばキリスト教の学校なのに、その考えやそれにまつわる教科
・指導方法などを批判するのは失礼です。そんなにあなたの考えとそぐわないならば、初めから受けるのを控えましょう。
・通学ルートや通学にかかる時間について答えられない。
学校に通う気がないこと、本気度が低いこと、普段から親任せな生活態度が伝わってしまいます。
・親子面接で、全て親が答えてしまう。
誰が質問されているのか落ち着いて判断しましょう。親御さんも気をつけたいところです。
・親子の話が大きく食い違う
家族関係、志望動機などに関する発言があまりにも食い違っていると、家族関係が良好でないのではないか、親が強要した受験なのではないかと疑われてしまう可能性があります。事前にお互いの意見や考えをあらためて確認し合っておきましょう。
2. 面接時の服装の注意点について
次に、面接当日の服装についてです。
〈式典の服装をイメージしよう!〉
まずは学校側の指示をよく確かめましょう。
普段の服装で、と書いてある場合も多いですが、さすがにカラフルなトレーナーやジャージ、ジーンズではあまりに周りの受験生の様子と違い、自分自身が落ち着かなくなる可能性もあります。
そのような格好に特別なこだわりがない限りは、黒や紺のブレザー、ワンピース、私立の小学校に通っているならばその制服などが良いでしょう。
髪が長い場合は、ゴムやピンで押さえておきましょう。
お辞儀の際にいちいち髪を直すわずらわしさもなく、清潔な印象を与えることができます。
また、学科試験と面接試験が同日の場合、上から下まで試験の合間に着替えるのは難しいことが多いです。
学科試験ではブレザーなど窮屈な上着は脱げるように、カーディガンやセーターを中に着たり持参したりしておくと良いでしょう。
室内は暑すぎるが控えの廊下は寒すぎるなど、校舎内でも色々な状況があり得ますから、セーターやカーディガンは分厚いものを1枚着るのではなく、薄手のものを重ね着しておくのがおすすめです。
寒さが心配な場合は、ホッカイロや膝掛けを用意しても良いですね。
親子面接の場合、親御さんは紺や黒、グレーのスーツ、ジャケット、膝の隠れるワンピースを着用する方が多いです。
ネイルは磨くのみか控えめなカラー、アクセサリーも無しか、控えめにするのがおすすめです。
受験生の皆さん、親御さん共に、普段より少し落ち着いた服装、入学式や卒業式など式典の際に選ぶ服装をイメージするとちょうど良いと思います。
3. 面接で伝えるべきことは
以上、色々とお伝えしてきましたが、最も大切なのは受験生の皆さん自身の普段からの生活態度、考え方です。
その場だけ必死に取り繕ってもボロが出てしまいますから、今からでもより良い生活態度を心がけ、志望動機や合格後の学校生活に関する自分やの考えをあらためて確かめておきましょう。
受験する学校のパンフレットやホームページで沿革や教育方針を熟読しておくこと、面接時間や人数、方式を確認し、親御さんや塾・家庭教師の協力を得て予行演習をしておくことも、皆さんの熱意をいっそう高め、かつ、落ち着かせてくれることでしょう。
面接当日、皆さんの熱意や素敵なところが余すことなく試験官の先生方に伝わることを、心から願っています。
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