目次
1. 慌ただしい夏期講習の学習サイクル
2. 取捨選択に最適な「◯△×学習法」
3. 「◯△×学習法」が難しいケースは
1. 慌ただしい夏期講習の学習サイクル
夏休みが始まりました。
休みといっても大手塾の場合は毎日のように夏期講習がありますから、実は普段よりも効率よく時間を使わないと授業→復習→授業のサイクルがうまく回りませんよね。
6年生の場合は過去問演習もあるのでなおさら大変です。
たとえば今年度SAPIXでは6年生は18日間、5年生は18日間、4年生は14日間の講習があります。
基本的に夏期講習は新たな単元の学習というよりは復習がメインで、内容も普段より易しめに作られているため授業単体の負担は少なめです。
しかし、何しろ普段のように週に2、3日というわけではなくほぼ毎日授業があるので、一週間に扱う単元数が非常に多くなります。
普段からしっかり予習復習が出来ていて、宿題や授業内容の理解がすいすい進む人は良いのですが、「夏休みにやり直せば良いや」と理解できないままにしてきた単元が多い人にはかなりハードな進度です。
そこで、夏休みの学習では普段以上に課題の「取捨選択」を意識しましょう。
2. 取捨選択に最適な「◯△×学習法」
以前よりお伝えしている、それぞれの問題について理解度を3つのレベルに仕分けする「◯△×学習法」です。
△・・・ちょっと難しいけどできる、がんばればできるようになりそう
×・・・わからない、難しい
具体的には、授業や宿題で解いた問題に、上記の3つのレベルのチェックを付け、「△」の問題を中心に宿題や演習を行うのです。
○のような、既によく理解できていて確実に解ける問題の演習は時間の無駄ですし、逆に理解するには根本から勉強し直す必要があり時間がかかりそう・即効果が出にくい✕のような問題は、優先度を下げる方が(心理的にも)効果的です。
最優先なのは、△のように「あと一歩で得点に結びつく」問題。
いつも以上に効率的な学習が求められる夏休みこそ、この点に集中して力を注ぎ、夏休み後の伸びに確実に結びつけてください。
3. 「◯△×学習法」が難しいケースは
この「◯△×学習法」は生徒さんが自分で行うことが前提ですが、その単元の理解が出来ていないほど、仕分け作業自体も難しいものです。
うまく出来ない場合は普段自分の学習を見てくれている塾の先生や家庭教師の先生に聞いても良いでしょう。
また、△の問題演習に取り組む際には、必ず類題も解くようにしましょう。
数字や視点を変えた問題に十分取り組むことによって理解やアウトプットが確実になるからです。
同じような問題を自分で見つけることが出来ないときはこちらも先生方に聞いてみましょう。
6年生の場合は過去問からもチョイスしてもらうと良いですね。
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