目次
1. 「なぜ中学受験をしたのか」を思い出してみると
2. 「7割を目指す勉強」から「満点を目指す勉強」へ
3. 中学校入学までにしておきたいこと
6年生の皆さん、中学受験お疲れ様でした。
ただひたすらに「合格」を目指し突き進んだ数年間だったと思います。
ようやく進学先も決まりホッと一息ついている頃かとは思いますが、今日は入学式までの過ごし方についてお話ししたいと思います。
終わるなり勉強の話?!と辟易してしまうかもしれませんが、皆さんの勝ち取った真新しい中学校生活をより有意義なものにするために、今だからこそやれること、今しかできない大切なことがあるのです。
もちろんそれに取り組むのは一休みしたり、思い切り遊んだりしてからで構いませんから、ぜひ今のうちに読んでおいてくださいね。
1. 「なぜ中学受験をしたのか」を思い出してみると題
まず皆さんに思い出してほしいのですが、皆さんはなぜ中学受験をすることを決意したのでしょうか。
憧れの中学に行き学力アップし続けたい。
将来医者になりたい。
志望校に行けばできる部活がある。
広いコートでスポーツがしたい。
高校受験をせず6年間部活に打ち込みたい。
行きたい大学がある。
自分に合う環境で学びたい。
留学制度を使って留学したい。
失敗してもいいから継続や努力ができる人になりたい。
など、理由は実に様々ですが、きっと誰しも合格自体が最終目標ではなく、合格の先にあるものを見据えての挑戦だったのではないでしょうか。
「喉元過ぎれば」で、合格したら、若しくは受験を終えたら、あっという間にその熱い想いを忘れてしまう人も中にはいます。
しかしこの記事を読みながら一緒に受験を乗り越えてきた皆さんには、ぜひここで気持ちを切り替え、新生活の準備を始めてもらえたら嬉しいです。
2. 「7割を目指す勉強」から「満点を目指す勉強」へ
中学生の学習は今までとは全く異なります。
例えば、 英語がもっと本格的になる。 算数が数学になる。 国語では古文や漢文(古事成語)が扱われ始める。 など、教科内容については皆さんもよくご存じかと思います。
しかし、それよりも重要なことは「これまでは合格点(7割)を目指す勉強だったけれど、今後は100点満点を目指す学習に変わる」ということです。
中学受験では7割以上が多くの学校で合格基準ラインでしたよね。
しかし、中学校の定期テストは満点が目指せる、目指すべきテストなのです。
そして、 今後は確実で丁寧な学習が必要になること。 学校内で上位を目指すことが大切であること。 一生涯学習は続くこと。
これらのことも併せて覚えておいてください。
3. 中学校入学までにしておきたいこと
次に、入学式までに準備(学習)しておいて欲しいことをお話しします。
一言で言うと、ズバリ「数学と英語の1学期分」です。
これは公立中学に進むことになった人も同じですよ。
中学受験を経て公立中に進む人は、中学校がスタートして半年間ぐらいは学校の勉強が実に簡単に感じられると思います。
しかしそれは勉強の貯金があるからで、勉強を怠ればあっという間に内容は難しくなりますし、周りにも抜かされてしまいます。
今のうちにしっかり予習しておくこと、そして学習し続ける習慣をつけておくことが非常に大切です。
また、ありがちなのが、学力にかなりの余裕を持って合格した学校に進学することになった人たちが、この時期や入学後に勉強をサボってしまうことです。
「本当はもっと上の学校に行くはずだったから学力に余裕がある」「成績上位で入ったから自分は周りより出来る」などと努力を怠らないこと。
自分が今後通う中学校を甘く見た人たちが、入学後みるみる転落していくのをこれまでにたくさん見ています。
どうかその落とし穴にはまらないでくださいね。
皆さんそれぞれの中学校から出た宿題も、併せてもちろんやりましょう。
それらの量は大したことはないと思いますから、数日でさっと終わらせ、「数学と英語の1学期分」に取りかかってくださいね。
数学は中1の教科書全て、英語は半分くらいまで進めると良いですよ。
そんなに?!と思うかもしれませんが、中学受験の勉強を経てきた皆さんには大した内容ではありません。
丁寧、確実に内容を身につけていきましょう。
ちなみに理科、社会は中学受験で勉強した内容で殆どが網羅できていますから予習の必要はありません。
中学受験の疲れが癒えたら、上記の課題に早速取り組みましょう。
皆さんが自信を持って輝かしい中学校生活のスタートを切れるよう心から願っています。
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