目次
1. SAPIX 6年生後期 週間スケジューリングを再考しよう
2. SAPIX 6年生後期 通塾スケジュールはどう変わる?
3. SS特訓 単科講座は6コース
御三家や難関中学受験で突出した合格実績を誇るSAPIX(サピックス)。
前回の紹介記事⑥では、中学受験界で知らない人はいない大手進学塾SAPIXに通う6年生【前期】の具体的な週間スケジュール例や学習のルーティンにしていること、+αの学習などについてお伝えしました。
シリーズ7回目の今回以降は続編として、主に6年生後期のスケジューリングに焦点を当ててお話していきます。
1. SAPIX 6年生後期 週間スケジューリングを再考しよう
前回お伝えした通り、最終学年の6年生では前期と後期で週間スケジュールを見直す必要があります。
現在の学習状況や後期の通塾スケジュールをきちんと把握し、改めて最適な学習スケジュールを組み直すことが最後の成績の伸びや最終結果を大きく左右します。
なんとなく後期に突入するのではなく、計画性を持って丁寧にやっていきましょう。
2. SAPIX 6年生後期 通塾スケジュールはどう変わる?
まずは、SAPIX 6年生後期の通塾スケジュール内容を詳しく見ていきます。
〈前期まで〉
◯授業日数 2日/週(主に火曜・木曜)
+土曜志望校別特訓
◯科目 算数・国語・理科・社会
◯時間 80分×3コマ(1日につき3科目)
※土特は75分×4コマ(4科目)
*ある首都圏校舎の例*
▫︎火曜:17:00-21:00(平常授業)
算数80分×2コマ
理科80分×1コマ
▫︎木曜:17:00-21:00(平常授業)
国語80分×2コマ
社会80分×1コマ
▫︎土曜:14:00-19:00(土曜志望校別特訓)
算数・国語・理科・社会×各75分(各1コマ)
以上が前期の基本スケジュールです。
〈後期から〉
後期は上記に加え、下記の授業がスタートします。
▫︎日曜:9:00~18:45(難関校SS特訓/サンデー・サピックス)
志望校別講座 80分授業×4コマ
単科講座 100分授業×2コマ
(13:00-13:45はお昼休憩)
具体的な時間割はこのようなものです。
〈SS特訓 時間割〉(一例)
志望校別講座(社会) 9:00-10:20
志望校別講座(算数) 10:20-11:40
志望校別講座(国語) 11:40-13:00
昼休憩 13:00-13:45
志望校別講座(理科) 13:45-15:05
単科講座(算数・思考力) 15:15-16:55
単科講座(国語・記述表現力) 17:05-18:45
SAPIXの授業は平常・講習共に基本的に30分以上の大きな休憩を取らないことが特徴の一つですが、後期から始まるこのSS特訓(サンデー・サピックス)では13:00-13:45に昼休憩が設けてあり、生徒は弁当持参になります。
講座は志望校別講座と単科講座の大きく2つに分かれており、生徒は午前と午後にそれぞれ自分の選択した講座に参加します。
講座が無い日は基本的に模試があるため、後期からの日曜日は基本的にまとまった家庭学習の時間が取れなくなると考えておきましょう。
3. SS特訓 単科講座は6コース
単科講座には以下の6コースがあります。
〈SS特訓 コース一覧〉
・算数 思考力講座
・ 〃 解法力講座
・国語 記述表現力講座
・ 〃 読解力講座
・理科 知識論理力講座
・社会 知識論理力講座
「単科講座」とは、9月〜1月までの5ヶ月間で苦手分野を集中的に学習し、弱点克服することを目的とした教科別特訓講座です。
上記の6講座から一人一人が自分の志望校や現在の学習状況に応じて、希望する講座を2つ選択受講できます。
6年後期における全ての課題のうち最重要課題はもちろん各々の志望校対策・過去問演習ですが、これらはSAPIXの授業内では扱いません。
よってSAPIXでは6年後期のSAPIXカリキュラムの中で、このSS特訓を最重視しています。(SS特訓内の重視度はもちろん志望校別講座>単科講座です)
このSS特訓こそがSAPIXのずば抜けた合格率の決め手であるといっても過言ではなく、SAPIの講師陣も6年後期で提供する授業の中ではこの講座の受講・復習を最優先としているわけですが、生徒さん自身やご家庭の中だけで受講に最適な単科講座を見極めることはなかなか難しいようで、毎年多くのご相談を受けています。
そこで次回はまず、単科講座それぞれの内容や選択のポイントについて詳しくお話していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
以上、今回はSAPIX生の6年後期スケジュールについてお話しました。
次回以降はSAPIX 6年後期から始まるSS特訓の講座内容や選択方法のヒント、後期のスケジューリングで重視するポイントや具体例、復習におすすめの教材など、みなさんが気になる点をさらにくわしくお話していきます。
SAPIXに転塾・入塾を考えている皆さんや、サピックスに在籍しているものの違和感を覚えている受験生の皆さんに向けたこの記事が、少しでも力になれることを祈っています。
受験相談・体験授業お申込み
必須の項目は必ず入力してください。
ご相談内容をより詳しく書いていただければより的確な回答をお渡しできます。