目次
1. この時期忘れたくないのは入試本番のシミュレーション
2. 2月1日の本命校が合格だった場合・不合格だった場合
3. 親はいろいろな場合の準備を想定して
2023年が始まり早1週間が経ちました。 大手各塾ではいよいよ本番に向けた最終調整に入ります。
受験生の皆さんは1日8時間余りの冬期・正月特訓講習を乗り越え、気合いも実力も冬休み前から格段にアップしていることでしょう。
ここから当日までもまだまだ学力は伸びますから、引き続き一日一日を大切に最後まで頑張っていきましょうね!
1. この時期忘れたくないのは入試本番のシミュレーション
さて、志望校合格に向け学習面の最終調整はもちろんですが、この時期忘れてはいけないのが受験の進め方のシミュレーションです。
受験本番はわずか数日の集中戦。 試験期間に突入してから何か不測の事態が起こった場合、その場で慌てて策を練り直すのは困難ですし、出願や入金などに関するミスも起こりやすくなります。
必ず事前に各学校の合格状況に応じた進め方を計画しておきましょう。
特に、多くの方が本命受験を控える2月1日以降の動きはしっかりと検討しておきたいですね。
2. 2月1日の本命校が合格だった場合・不合格だった場合
たとえば、2月1日の第一志望校が合格であればそれで晴れて受験は終了ですが、もしも不合格だったら2日の受験校をどうするのか。
不合格だったら、なんて考えたくも無いかもしれません。
しかし中学受験で第一志望に合格できるのは受験生全体の30パーセントと言われています。
受験に「絶対」はありませんから、万が一の場合についても事前に家族できちんと話し合い、いざというときにもそこからしっかり立て直せるように準備しておきましょう。
たとえば2月1日に午前中の第一志望校は不合格で、午後の第二志望・第三志望校が合格だった場合は、すでに合格を手に入れているので2日目以降の入試に安心してチャレンジ。
一方、2月1日の午前・午後ともに不合格だった場合、午前のみ合格で午後が不合格だった場合、逆に午後のみ合格だった場合……というように、全てのパターンにおける対応の仕方、その後の進め方を詳細に確定しておくことをおすすめします。
偏差値だけで学校を判断したり選択したりできるものではありませんが、あまりに不合格が続いてしまった場合はいったん偏差値を第一志望校より10〜15くらい下げて合格を勝ち取り自信をつける、(絶対に私立と決めている場合などは)通える学校を確保する、などという方法もあります。
戦略は何通りもあり得ますから、できるだけ塾や中学受験の経験が豊富な家庭教師の先生にも事前によく相談しておきましょう。
3. 親はいろいろな場合の準備を想定して
保護者の方はそれぞれのパターンに応じた受験の進め方と同時に、各学校の入学金納入についても検討しておくと良いと思います。
それぞれの学校に合格した場合、入学金を納めるのかどうか。
締切日を確認した上でご家族でよく話し合って対応の仕方を決めておくと、思わぬ事態に焦ったり揉めたりせずに対処できますね。
学校によっては入学金の納入締切日が遅く、その後受ける学校の合否を確認してからの判断で間に合う場合もあります。
また、各学校の出願も、事前にしておかずともギリギリで間に合う場合があります。 受験自体や入学金だけでも金額的に大きいですから、無駄な出費はできるだけ抑えたいですね。
これらが十分検討できたら、表やカレンダーにまとめておきましょう。
パターンごとに書いても良いし、カレンダーに色分けして記入しても良いので、皆さん自身が分かりやすいようにまとめてください。
できた表は目につくところに置いておく、もしくはクリアケースに入れて持ち歩くなどして、本番のイメージを頭に入れておくとさらに安心感が増すと思います。
皆さんが学習面の最終調整と併せて当日の服装などの準備、受験のシミュレーションをしっかりと行い、万全の態勢で本番を迎えられるように願っています。
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