中学受験

【中学受験】合同説明会に足を運ぼう!

目次

春は合同説明会のシーズン
注目のイベントをご紹介
短時間で得られる情報量が多いのがメリット

しばらく季節外れの暑さが続いていましたが、週末からは寒の戻りでまた冷えるようですね。

中学受験生の皆さんは、体調を崩さず元気に過ごせていますか?

不安定な気候に対応しやすいように、外出時はTシャツに薄手のシャツを羽織るなど、調節しやすい服装で出かけてくださいね。

春は合同説明会のシーズン

さて、三月も終わりを迎え、多くの中学校では新入生の入学式準備とともに、早くも2025年度入試に関する告知や説明会がスタートしています。

この時期から都内を中心に全国で学校説明会や合同イベントが次々に開催されていきます。

中学受験生の皆さんはぜひ足を運んでみてくださいね。

直近では、

4月13日『みらい子ども進学フェア 2025』@御茶ノ水会場
4月20日『みらい子ども進学フェア 2025』@池袋会場
4月20日『難関私立中高進学相談会』(大阪)
4月20日『夢限大 私立中高一貫教育 私立中学合同相談会』
4月27日『2026年度私立中学入試春一番!合同相談会』
4月29日『神奈川私立中学相談会』
4月29日『みらい子ども進学フェア 2025』@錦糸町会場
4月29日『第23回女子校アンサンブル私立中学・合同説明会』
4月29日『私立&都立 受験相談会進学フェア2025春』

などが予定されています。

先着順・抽選など選考方法は異なりますが、合同説明会は予約制度を導入しているものがほとんどです(講座・セミナーのみ予約の場合もあり)。

毎年応募多数で参加がかなわない生徒さんが出てくるので、興味の湧いたイベントがあったら、ぜひ早めに公式サイトをチェックしてくださいね。

注目のイベントをご紹介

特に注目のイベントをいくつかご紹介します。

◆「みらい子ども進学フェア 2025」

未来教育総合研究所主催

2025年4月〜9月にかけ、首都圏を中心として行われる私立中高の進学相談会。全国13会場にて開催。
完全予約制、定員あり、先着順、参加費無料。

※1家族4名まで
※入場時間選択制だが入れ替え制ではない
※御茶ノ水会場は中学受験のみの相談
※申込締切は開催日当日の正午まで。

【御茶ノ水会場】

4月13日(日)10:00~(最終入場14:00~)
TKPガーデンシティ御茶ノ水

【池袋会場】

4月20日(日)10:00~(最終入場14:00~)
場所:サンシャインシティ2F展示ホールD

【錦糸町会場】
4月29日(火・祝)10:00~(最終入場14:00~)
すみだ産業会館

☆最新情報、詳細は公式ページでご確認ください。

◆「難関私立中学・高校進学相談会」

朝日小学生新聞・朝日中高生新聞主催

4月20日@大阪梅田ハービスホール
10時-12:30、13-16時

約50校が参加。
各校長による講演や、受験・子育てに役立つセミナーを開催。
SAPIXオリジナル授業「算数α」体験コーナー、SAPIX小学部情報コーナーもあり。

※入場無料、予約は講演・セミナーのみ必要。
※講演・セミナーの予約は抽選制。
※予約締め切り4/14、結果発表4/16
※関西圏の難関中学・高校多数(灘、大阪星光学院、四天王寺、清風南海など)、開成なども参加。
※5分ずつ参加校がミニ学校説明会を行う。
※個別相談ブースも設けられる。

☆最新情報、詳細は公式ページでご確認ください。

◆「第23回女子校アンサンブル私立中学・合同説明会」

@学習院女子大学
4月29日(火・祝)10:00~16:00

私立女子校9校による合同説明会。
跡見学園、学習院女子、共立女子、恵泉女学園、香蘭女学校、実践女子学園、東京女学館、三輪田学園、山脇学園が参加予定。
伝統校が女子校の魅力を伝える。
学校別ミニ説明会は、午前が各校長による学校紹介、午後が生徒による発表という構成。
それぞれ各校5分で続けて紹介、発表を行う。

※個別相談あり。
※入場無料、予約制。
※定員は学校別ミニ説明会 各回280組(1組2名)
学校別ミニ説明会なし 午前・午後各回200組(中継会場で視聴可能)
※家族の人数に特別な制限なし
※予約締め切り4/27

☆最新情報、詳細は公式ページでご確認ください。

気になる学校が参加している説明会や、興味が湧いたイベントはありましたか?

2020年・2021年はコロナ禍の影響で中止となった『女子校アンサンブル』は、2022年の再開以降、特に人気があります。

去年もすぐに満員になってしまったので気をつけてくださいね。

短時間で得られる情報量が多いのがメリット

一つの学校についてじっくり知り、感じることができる単独の説明会ももちろん良いものですが、まだ志望校や併願校が絞りきれていない段階では、短時間でたくさんの学校の情報が手に入る合同説明会もおすすめです。

それぞれの学校の良さや生徒さんたちの雰囲気に触れて、自分にはどの学校が合いそうか、どこの学校の紹介内容や校長先生のお話に興味を惹かれたかなど、イベント後はぜひご家族で話し合ってみてくださいね。

各学校のブースをたくさん回ると意外と体力も使うので、前日はよく寝て、当日個別相談を依頼する学校の優先順位や回る順序をよく考えておくと良いですよ。

中学受験生の皆さんが、イベントを通じて憧れや目標となる素敵な学校と出逢えることを、心から願っています。

【中学受験】春期講習、参加する場合に注意したいポイントは?

目次

3月は学習スケジュールの「試用期間」
サピックス・グノーブルなどの春期講習と家庭学習
四谷大塚・早稲田アカデミー・浜学園・希学園などの春期講習と家庭学習

あちこちで卒業式も終わり、新学期もすぐそこという今頃になって、都心でまさかの雪には実に驚かされましたね。

3月は学習スケジュールの「試用期間」

さて、前回記事「【中学受験】3月こそトライ&エラー!〜最適な学習スケジュールを見つけよう~」では、中学受験における各学年の3月の位置付け・学習に必要な力についてお話ししました。

どの学年にも共通して言えることは、この時期が4月になって新学年カリキュラムが本格始動する前の、学習スケジュールのいわば試用期間であることです。

今の時期に思い切りトライアンドエラーを繰り返し、自分なりの学習ルーティンを掴んでおきましょう。

春休みはこれまでの学習の苦手対策・積み残し対策をする絶好の機会です。

この期間に弱い部分をきちんと対策しておくことが、4月からの成績を伸ばす大きな決め手になりますよ。

特に(ここまで習ったことを春休みに振り返る)復習型の塾の場合は、春期講習に参加しない選択肢も含めてよく検討して臨むのがおすすめということは前々回記事「【中学受験】春休みは成績アップのチャンス!~春期講習は本当に必要?~」でもお話ししましたが、今日は、いよいよ始まる春休みに向け、春期講習を受ける場合の注意点についても確認しておきましょう。

サピックス・グノーブルなどの春期講習と家庭学習

上記のように春期講習中も新単元を扱っていく塾では、毎回の授業の振り返りの精度を上げることが大切です。

やや復習を含んだ内容にはなっていますが、新しく学ぶことも多いので、講習の後は、必ず振り返りを行いましょう。

へとへとな日は、当日扱ったテキストに目を通しておくだけでも良いでしょう。

毎回の授業を効率よく、確実に振り返ることができるかどうかで、4月以降の成績の伸びが大きく違ってくるので、3月の通常授業のうちから、講習内容を確実に振り返る習慣を作っておき、春期講習に臨むのがオススメですよ。

また、普段の学校がないとはいえ、塾の講習と課題だけでも結構な時間が取られてしまいます。

苦手単元の復習の時間は、春休みの学習計画にあらかじめしっかり入れ込んでおきましょう。

春期講習中でも新単元が進んでいくタイプの塾では、苦手単元の復習は基本的に行わないので気をつけてくださいね。

苦手単元の復習に関する計画は、「この日のこの時間にやる」というような漠然としたものではなく、
「この日のこの時間にこの単元を、このテキストやテストを用いてやる」というように、なるべく具体的に立てておきましょう。

まず苦手単元の洗い出しを漏れなく正確に行うことも非常に大切です。

ここがそもそも甘いと復習作業の意味がなくなってしまうので、できる限り中学受験の指導経験が豊富な家庭教師や塾の先生などにテスト・ノート等を携えてきちんと相談に行き、自分が取り組んだ方が良い復習分野の選定・どの教材を用いてどのような順序で行って行くのがベストかなど、よく教えてもらえると良いと思います。

四谷大塚・早稲田アカデミー・浜学園・希学園などの春期講習と家庭学習

上記のような、春期講習中に復習内容を主に扱う塾では、ご家庭での復習の作業はやや負担が減ります。

しかし、いずれにせよ春休みはたった2週間ほどですので、
「うちの塾は春期講習で復習をやってくれるから、これに参加していればオッケー」とは考えず、この機会を大いに利用し、より効果が上がるように工夫しましょう。

具体的には、次の2点の実践をおすすめします。

まず、自分の苦手単元の授業に出る前には、よく予習をして、授業の理解を高めるようにすること。

次に、授業でカバーされない自分の苦手単元は事前に確認しておき、家庭学習でカバーする計画を立てておくことです。

講習内容がいずれのタイプの場合も、あるいは春期講習を受講しない場合も、春休み前から自分の苦手単元が何かをしっかり見極めて、優先順位をつけて対策時間を予め確保するように計画しておくことが、実際に春休みに入ってからうまくいく秘訣です。

早め早めの準備&計画で、中学受験生の皆さんが充実した春休みを過ごせることを願っています。

【中学受験】3月こそトライ&エラー!〜最適な学習スケジュールを見つけよう~

目次

中学受験における3月の位置づけは
トライアンドエラーでペースをつかもう

前回のコラムでは、春休みが「自分の弱点をじっくり対策できる」大きなチャンスであること、そして、春休み攻略の決め手である「春期講習を受講する・しないの判断」についてお伝えしました。

春期講習は必ずしも受講する必要はなく、場合によっては「見送った方が成績が上がることがある」事実や、お伝えした「受講する・しない」の判断材料についてもぜひ参考にしていただき、皆さんそれぞれに最適な選択をしていただけたらと思います。

中学受験における3月の位置づけは

さて、今回はそのような春休みを含む今の時期が、中学受験全体においてどのような位置付けにあるのか、学年ごとにお話ししたいと思います。

3月/各学年の位置付け・学習に必要な力

・4年生

進学塾での4年生の今頃は、受験勉強の慣らし運転にあたる時期です。

週に2回程度、学校の後に塾に通い、家でも毎日勉強する事を「ルーティン」にしていき、塾では、授業の聞き方を練習、体得していきます。

授業では先生が話をしている時はノートをとる手を止めて前を向き、顔を見ながら聞くこと。

塾通いのある生活習慣と、塾での授業の聞き方という基礎を身につけていくことが大切な時期です。

・5年生

通学塾での5年生の今頃は、どの科目も基礎を土台にした応用問題や難問が増えてくるタイミングです。

授業時間や課題も増えますが、スケジュールの工夫と課題の取捨選択により上手くこなしていけるように調整していきます。

一般的な進学塾では、5年生の中盤までに、入試で必要な内容のほとんどを習ってしまいます。

つまり、6年生はもはやこれまで習ったことの総復習と入試対策・演習の時期であり、ほぼすべて(社会科の公民分野以外)はすでに習ったこととして授業が進んでいってしまうので、5年生の今頃までに、しっかり毎週の課題をうまくこなしていける学習方法やルーティンを体得しておきましょう。

ただし、課題をこなすことだけが目的になり、全てが「やっつけ」になってしまわないように気をつけてくださいね。

そのために大切なのが、意識的に「スピーディーな学習」と「スローな学習」の使い分けです。

「スピーディーな学習」は、ドリル的な計算練習や漢字練習など、短時間でスピーディーにこなしたい勉強を指します。

朝の隙間時間に入れ込むなど工夫して、短時間で集中して済ませることを習慣づけましょう。

「スローな学習」は、授業内容が「本当に分かっているか」を確認したり、「どうしてその解き方で解けるのか」を深く理解しながら、習ったことをしっかりと定着させたりする際の、じっくり考えながら行う学習方法です。

5年生で「スピーディーな学習」と「「スローな学習」」を上手に使い分けられるようになると、6年生の学習もうまく回っていきますよ。

・6年生

進学塾での6年生の今頃は、志望校を具体的に検討するタイミングです。

科目によってはそれらの学校の過去問に取り掛かかったり、入試に向け本格的にアプローチをし始めたりする期間です。
(ただし、志望校の国語の過去問にはまだ手をつけないでください。お試しで10年前のものなどをやってみるのは構いませんが、国語は文章内容を覚えてしまうため、初見でないと実力が正しく確認できません。近い年度のものは力が十分につき、機が熟す夏以降に取っておきましょう。)

志望校については、まだまだ今の時期は「ここがいいかな」「この辺りのレベルかな」というようなぼんやりしたイメージで大丈夫ですよ。

最終的にきちんと決定するのは11月くらいでも遅くありませんから、あくまでも学習に向かうモチベーションアップのための作業と考えてくださいね。

6年生ともなると、授業の難度はさらに高く、勉強量も多くなります。

効率良く身になる学習をするためには「スケジュール作り」が鍵となるので、できることなら中学受験の指導経験が豊富な先生とお子さん、保護者の方がそろって(小学校のスケジュール等もよく確認しつつ)しっかり話し合いながらスケジュールを立てていきましょう。

トライアンドエラーでペースをつかもう

以上が、中学受験全体における3月の各学年の位置付けです。

学習スケジュールは、一度で完璧なものを作ることなど誰にもできません。

恐れずに、この時期にたくさんトライアンドエラーを繰り返し、だんだんとご家庭、ご本人にあったやり方、ペースを掴んでいきましょう。

一週間の中で「生活上、絶対に必要なもの」(睡眠や食事、お風呂など)を書き出し、残りの時間の中で「勉強に使える時間」を考えていくとやりやすいのですが、その時、ついつい張り切って詰め込みたくなる気持ちを抑えて、初めは「欲張りすぎない」ことがうまくいくポイントです。

3月はどの学年も、学習スケジュールのいわば「試用期間」です。

色々試して検証し、うまくいった部分は採用、行かない部分はまた相談して修正しながら、それぞれに無理なく前向きに取り組めるルーティンを見つけてくださいね。

皆さんの3月後半が、4月以降のより良い学習に向けた実り多き時間になるよう、心から願っています。

【中学受験】春休みは成績アップのチャンス!~春期講習は本当に必要?~

目次

春期講習の受講を見送って成績を上げる?
春期講習の受講を見送った方が良いご家庭の特徴
春期講習の受講が必要なご家庭の特徴

ようやく底冷えするような寒さは去り、春の訪れを感じられる陽気になってきましたね。

前回は、春休みを迎える前にご家庭の学習環境を整えておくことの大切さをお伝えしました。

春休みは受験の天王山とも言われる夏休みに比べると軽視されやすいのですが、実は、塾の課題や目の前の学習だけで精一杯になりがちな夏よりも、「自分に合ったペースで」「自分の弱い部分を」じっくり対策するのに最適な時期です。

そこで今回は、春休みを攻略するための重要ポイントである「春期講習の受講について」お話ししていきたいと思います。

春期講習の受講を見送って成績を上げる?

春休みといえば、春期講習ですね。

講習中の過ごし方はもちろん、そもそも受講をするかどうか、ということで悩んでいらっしゃる方も非常に多くいらっしゃると思います。

実際、大手中学受験塾の夏期講習は塾生のほぼ100%が受講するのに対し、毎年春期講習は1〜2割ほどのご家庭で受講が見送られます。

これは、これまでの合格者の証言などから、「春期講習の受講を見送った方が成績が上がることがある」という事実が判っているからです。

ただし、これは全ての塾に言えることではなく、大手中学受験塾の中には春期講習を受講した方が良い所もあります。

それは、例えばサピックスやグノーブルなど、春期講習中も通常授業が進行する塾です。

これらの塾では学年にかかわらず、春期講習は基本的に受けなくてはいけないカリキュラム構成になっています。

春期講習の受講を見送ることを検討する方が良い塾は、そのほかの大手中学受験塾のほとんど(四谷大塚・早稲田アカデミー・日能研・浜学園・希学園など)です。

これらの塾では基本、春期講習期間には復習を行います。
新たな単元を学習しないため、受講を見送ることも検討が可能なのです。

ただし、どの塾も年度によりカリキュラムが多少変化しますし、クラスにより授業で扱う問題やプリント類に違いがあることもあります。
カリキュラム表や校舎の説明会等で、今年度の講習内容をよく確認するようにしてくださいね。

また、受講について相談する際は、塾の窓口(受付の方など)に聞いてしまうと、お子さんの個人的な学習状況を鑑みることもなく「講習は必ず受けてください」などとお決まりのように言われてしまう場合もあるので気をつけましょう。

相談する際は、事前にお子さんの成績やテストなどの資料を揃えた上で中学受験の指導経験が豊富なベテランの先生に行うか、もしくはお子さんを普段から見てくれていて、現在の学習状況をよく分かっている個別指導の先生にするのが理想的です。

検討の際はこちらのポイントも参考にしてみてくださいね。

春期講習の受講を見送った方が良いご家庭の特徴

前提:春期講習の授業内容が基本的に復習型であること

1. 過去の内容がほとんど理解できているお子さん

成績がここまで安定して伸びており、家庭学習の習慣もしっかりついているお子さんで、これまでの復習よりも先のことが学びたいというモチベーションの高いお子さんは春期講習の受講を見送るのも良いでしょう。

ただしその場合も予習ばかりに気を取られず、一定量の復習は自宅で行う必要があります。

2. 授業内容の理解が浅いお子さん

復習型の春期講習の授業に出て、もう1度塾の授業を聞けば理解できるようになるか、というと、実はそうではありません。

それは多くの場合、同じ先生が、前に一度指導した(習得させた)ことを前提として授業をするので、説明が最低限であったり、もう1度その先生の授業を聞いても、(指導・説明の方法が同じなので)結局理解できないお子さんが多かったりするからです。

このようなケースでは個別指導や家庭教師などを利用するなど、ご家庭で個別に対策をした方が成績の伸びにつながるでしょう。

結局のところ、4年生〜6年生まで共通して、「春期講習での『復習』にあまり意味を感じない」場合には、受講を積極的に見送っても良いと言えます。

とは言え、先ほども少し触れたように、もちろん塾の窓口や先生方は、お子さんの個人的な状況に関わりなく基本的には春期講習の受講を勧めるでしょう。
あまり大きな声では言えませんが、これは塾の商業的な側面からのお勧めであることも頭において検討されると良いと思います。

春期講習の受講が必要なご家庭の特徴

お通いの塾が復習型であり、本来ならば受講を見送ることができる場合でも、春期講習を受講した方が良い場合もあります。

それは、家庭教師や個別指導をつけることも、親御さんが学習を見てあげることも難しいうえ、お子さんがご家庭では勉強に手がつかないタイプの場合のご家庭です。

こういった場合は、春期講習への参加は必須だと考えてください。

春休みはお子さんの苦手対策・積み残しの対策をする絶好の機会です。

特に復習型の塾の場合は春期講習を休んで、その間にお子さん1人1人に合わせた復習対策ができれば、それは春休み後に本格的に始動する新学年カリキュラムのスタート以降に、成績を大幅に伸ばすことができる大きなチャンスになります。

中学受験生の皆さんが、それぞれ塾の講習内容や自分の学習状況を冷静に分析し、春休みを最大限に活かせる学習スタイルを見出せるように願っています。

【中学受験】春休みが来る前に~お家の学習環境を整えておこう~

目次

「振り返り」の絶好の機会〜春休みの学習を成功させる学習環境づくり
リビングではなく、自分の部屋が学習しやすいケースも
リビング、ダイニングの照明、椅子なども見直しを

明日から3月、やっと春の訪れを感じさせる風を感じられる日が多くなってきました。

6年生の皆さんは、来たるべき中学校生活の準備を楽しんでいますか?

5年生の皆さんはいよいよ本格的な受験勉強に入り、4年生以下の皆さんも張り切って新学年の授業に励んでいることと思います。

新年度になると、それぞれ前の学年に比べてグッと学習量・宿題量が増えますね。

なかでも家庭学習の負担は前年の約1.5倍になると言われていますが、特に新5年生・6年生はその変化の大きさに戸惑っている人も多いのではないでしょうか。

「振り返り」の絶好の機会〜春休みの学習を成功させる学習環境づくり

来月後半から始まる春休みは、慌ただしく始まった新年度の学習について、一度立ち止まって状況確認ができる貴重な時期です。

その春休みを有効に活用するために春休みの具体的な学習内容をしっかり計画しておく必要があるのはもちろんですが、
今日はそれ以前に整えておきたい、お家の学習環境についてお話ししたいと思います。

まず学習場所についてですが、以前からお伝えしているように、新3・4年生くらいのお子さんはリビングでの学習がおすすめです。

生活音などある程度のノイズがあり、親の目を感じながら行う学習の方が小さいうちはうまく身につきます。

また、学習というのはお家の方が作るカレーの匂いや揺れるカーテンの様子など、日常で触れるさまざまな音や景色など(身体感覚)と結びついた方が理解が進む・記憶に残りやすいということもあります。

逆に、子供部屋に一人でこもっての学習は、低〜中学年では集中力がなかなか持たないことがほとんどでしょう。

ただし、リビング学習の際は、ラジオやテレビを消すのがポイントです。

大人の場合はそれでも集中できることもありますが、子どもの場合は、蓋を開けると結局半分は何をやっているか分からなかった、というような状況に陥っていることが少なくありません。

リビングではなく、自分の部屋が学習しやすいケースも

次に新5・6年生ですが、高学年の場合は必ずしもリビングではなく、自分の部屋が学習しやすいケースもあります。

特に6年生の夏頃からは、実践演習が増え、毎日過去問を解くようになるため、基本的には自分の部屋での学習でも良いでしょう。

過去問は正確に時間を測って解かなくてはいけませんし、親子ともどもピリピリする時期です。

ちょっとしたことでトラブルが起こりやすいリビングは避けておきたいということもあります。

過去問や学習は自室で、採点や解き直しはリビングで、などと使い分けるのも良いでしょう。

また、いずれの学年の場合も、机はできればガラス製よりは木製が理想的です。

木の素材など温もりを感じるデザインのなかで学習しているお子さんは安心感があるためか理解が早いことがあります。

また、鉛筆を使って書く際に、鉛筆の音がガラスの机では響来すぎてしまうため、集中力が続かなくなってしまうケースも多くあるので気をつけましょう。

リビング、ダイニングの照明、椅子なども見直しを

次に、学習する際の、お子さんの座る椅子の高さや照明もぜひ見直してみてください。

大人用の椅子は子供の体格には合わずいまいち集中できないことがあります。

また、足が床につかないとブラブラと足を揺らすくせがついてしまったり、姿勢が悪くなってしまったりすることもあります。

照明の色は、オレンジの暖色より白色の方が学習に向いています。

自室で一人で学習する場合は特に、照明を白色のものにしておきましょう。

環境を整えることも、効率的な学習には非常に有効です。

春休みの有意義な学習に向けた具体的な計画を練る前に、まずは学習がはかどるようなお家の環境をしっかり整えておきましょう。

皆さんが貴重な春休み期間に、快適な環境で心地よく学習できるよう願っています。

【中学受験】新年度スタート!学習の“積み残し”にどう対処する?

目次

新学年 一週間の学習スケジュール
授業での「積み残し」にどう対応するか
特に新6年生は毎週のスピードに注意

2月になり、大手塾では新年度が始まりましたね。

新しい学年になり、過去に習ったことの〝積み残し〟が気になっている生徒さんも多いのではないでしょうか?

受験シーズンである1月末〜今月頭の休講期間にしっかり対処できた人は良いのですが、僅かな日数ですからなかなか難しかった人が殆どではないでしょうか。

そこで今日は、前の学年(もしくはもっと以前)から分からないままになってしまっている単元・苦手なままになってしまっている単元の〝積み残し〟にどう対処したら良いか考えてみましょう。

新学年 一週間の学習スケジュール

まず、新学年は新学年の塾の課題やスケジュールもありますから、家庭教師や個別指導の先生と相談ができる人は、そのような状況をなるべく早く伝えましょう。

過去の単元を復習するには、目の前の「今習っていること」をしっかり理解したうえで、「余裕の時間」で取り組む必要があります。

一人一人積み残しの分量や状況(どの程度からやり直す必要があるか)、塾・学校のスケジュールなどは異なりますから、自分の現状を良く知る先生と相談しながら、計画を立ててスタートできればそれが一番です。

難しい場合は、親御さんなどの力も借りながら自分で過去のテストなどを洗い出し、苦手な単元とその原因を明確にしたうえで、それらを書き出し、塾や学校のスケジュールと照らし合わせて、いつ、どのようにそれらの復習を行うか考えていく必要があります。

苦手な単元の洗い出しまでは一人で出来るかもしれませんが、それらの根本原因がどこにあるかの特定や、その復習をどんな順序で、何の教材を用いて、どのように学校や塾の忙しいスケジュールの合間に組み込んで行くかという具体的な部分の計画は、小学生一人ではなかなか難しいものがあります。

出来るだけ中学受験の豊富な経験を持つ先生などに助言をもらい、無理や抜けのない綿密な計画を立てるようにしましょう。

授業での「積み残し」にどう対応するか

今後の学習においても、時には授業の流れに乗れず、積み残しが発生してしまうこともあると思います。

そんな時は、後で対処しやすいように、「形で残しておく」ことがポイントです。

テストで出来なかった問題を解き直すのはもちろんですが、「結構難しかったな」「なんとなく不安だな」「一応解説は読んで理解したけれど、時間が経ってまた解いたら出来るかな」などと感じたときは、実際に後日きちんとできるか確かめられるようにしておきたいですよね。

そこで、そのような問題はコピーをとり、ノートに貼る、ファイルにスクラップする等して、形で残しておきましょう。

裏面に解説、解答を貼るとなお◎です。

それらを一つにまとめておくことで、自分が苦手なものをいつでも少しずつ復習することが出来ますし、ジャンルにとらわれない自分だけの効果的な復習ドリルにもなりますから、同様の(範囲のない実力)テスト対策としても使いやすいですよ。

特に新6年生は毎週のスピードに注意

過去の積み残しが怖いのは、今後習っていく新しいことの理解が進まなくなったり、学習がうまく積み重ならなくなったりしてしまうことです。

また、毎週・毎月の範囲のあるテストでは何とか点が取れても範囲のないテストではいつも点数が伸びない、という状況も出てきてしまうので、無駄も不安もドンドン増えていってしまいます。

新6年生の皆さんは、ここから夏まで、これまで学んだことの総復習と応用演習がものすごいスピードで進んで行くわけですから、特に注意が必要です。

土日も模試が入りますます忙しくなりますが、目の前の課題(今週の勉強)にばかりとらわれず、放置してきてしまった積み残しに今すぐ着手し、不安・ストレスの種を早めに取り除いておきましょう。

新年度を迎え、新たな希望に満ちた慌ただしい日々が始まっていることと思います。

ぜひ毎日の学習の中に〝積み残しの復習計画〟を上手に盛り込み、今後の学習をより楽しく、効果的なものにしてくださいね。

皆さんが心も身体も健やかに受験生活を送れることを願っています。

【中学受験】不合格だった我が子への声かけ・ケアはどうしたら良い?

目次

不合格だったお子さんへの声かけが「逆効果」になってしまうことも
お子さんに必要なのは「向き合うための静かな時間」
進学する学校こそが「お子さんにとってピッタリの学校」になるように
中学受験で得たいちばんの収穫は「学習習慣」

多くの中学校で、2025年度の入試・合格発表が終わりました。

首都圏の天気は概ね良好でしたが、一部では大雪になった地域もあり、ご本人も保護者の皆さんも大変だったのではないでしょうか。

皆さん本当にお疲れ様でした。

さて、今ご本人・保護者の皆さんは長かった受験生活や日々の課題・サポートから解放され、清々しい気持ちでお過ごしでしょうか。
それとも、何かしら後悔が残っていたり、進学先が未だ確定できずに落ち着かない気持ちでいらっしゃったりするでしょうか。

今日は、見事合格を手にされ受験を終えられたご家庭ではなく、残念ながら主な志望校に不合格であった生徒さんの保護者の皆さんに向けてお話ししたいと思います。

不合格だったお子さんへの声かけが「逆効果」になってしまうことも

お子さんが無事合格であった場合、今ごろは皆でお祝いをして、受験勉強のために返上したクリスマスやお正月に代わるのんびりした日々を満喫されているかと思います。
しかし、望まない結果と向き合うことになった場合はそうもいきませんよね。

落ち込んでいるお子さんをどのようにケアしてあげたら良いのか、この不合格を今後に最大限活かすために何が出来るのかと悩まれているご家庭も多いと思います。

まずお子さんへの声かけ・心のケアですが、大切なことはお子さん自身が現実を受け止めるための静かな時間をきちんと与えてあげることです。

例えば、不合格が発覚したとき、ご自身もショックのあまり、こんな発言をされてはいませんでしたでしょうか。

「頑張ったんだから良いじゃない!結果がすべてじゃないもの」
「落ち込んでいるの?ママはちっとも落ち込んでいないわよ。」
「さあ、切り替えて今日から高校受験に向けてがんばろう!」
「◯◯ちゃんもダメだったんだって。落ちたのはあなただけじゃないわよ」
「お母さんも残念だわ。やはり、夏休みにだらけていたものね。」
「(合格した)◯◯ちゃんに比べて勉強を頑張り始めたのが少し遅かったわね。」
「だから『安全校』も受けた方がいいと言ったじゃない!あなたが選んだ道なのだから仕方ないけれど。」

……などなど。

どれも保護者の方ご自身も気持ちのやり場がなかったり、ご本人を元気付けるために良かれと思ってかけたりした言葉だと思うのですが、これらは不合格という現実に直面した直後であるお子さんを追い込んでしまう発言です。

目の前の厳しい現実を、周りの人間からあらためて諭されたくないことは、ご自身が何か失敗してしまった時のことを想像されれば、大人の皆さんにも容易にご想像がつくと思います。

受験校の検討が甘かったこと、エンジンのかかるのが遅く合格レベルに達せなかったこと、落ちたのは本人だけではないこと、また気持ちを切り替えて頑張らなければならないこと……。

どれもこれも、ご本人も、もう痛いほど思い知っているのです。

お子さんに必要なのは「向き合うための静かな時間」

そこで、今は「お子さん自身が現実を受け止めるための静かな時間」をきちんと与えてあげることに徹しましょう。
必死に励ましの言葉を考えたり、元気づけようとした結果としてお説教のようになってしまったり、保護者の方ご自身が落ち込みを否定して明るく振る舞う必要はありませんし、それは逆効果になることが多いでしょう。

今はそっとお子さんの気持ちを思いやり、お子さん一人の時間を作ってあげてください。

二人三脚、もしくは三人四脚でここまで歩んできた皆さんの今のお気持ちは、何も言わずともお子さんに伝わります。
色々声をかけたいところをグッと我慢してあげる。
余計な声かけをせず静かに見守ってあげる。
このことこそがお子さんへの最大の優しさであり、不合格体験を今後に活かす大切なポイントだと思います。

不合格に直面した生徒さんは自分自身を静かに振り返る時間が出来て初めて、現実を受け止めることが出来ます。
そして、いずれ次の段階として「なぜ志望校に落ちたのか」「これから自分はどうして行くか」についても自分自身で考え始めることでしょう。

実際に、中学受験は合格だけが全てではありません。
この経験をお子さん自身がしっかりと受け止め振り返ることで、不合格体験からも合格体験以上の学びと成長の機会を得ることができ、それが今後の成功の礎となるのです。

進学する学校こそが「お子さんにとってピッタリの学校」になるように

そして、お子さんがある程度現実を受け入れ、自分自身の受験生活について振り返り、今後についても考えることが出来始めたら、ご本人が進学することになった学校について、ぜひ一緒に話してあげてください。

受験校選びを偏差値だけでしていなければ、皆さんの進学することになった学校は「ここは良い学校だな」もしくは「通っても良いな」と思えた学校のはずです。

中学受験で第1志望に合格出来るのはたった3割のお子さんで、殆どの場合は第2志望以下に進学します。
大切なのは、ここからどう伸びていくかです。

ですからお子さんが今回の受験を振り返っている間、保護者の皆さんはぜひお子さんが4月から通うことになった学校について良いところを改めて見直しておき、

「良い学校に決まって良かったね」
「ここはあなたの入りたい◯◯部の活動が盛んだから楽しみだね」
「家から20分で通えるから自由な時間がたくさん出来るね」
「タブレット端末を一人に一台貸与してくれるのよね。ICT教育に力を入れているから、あなたたちの時代にぴったりだね」

など、言葉にしてお子さんに伝えてあげて欲しいのです。

信頼する保護者の方の前向きな発言はお子さんの新生活へのモチベーションとなり、4月からの中学校生活をきっと楽しみにさせてくれることでしょう。
決して、「残念な学校へ通うぼく、わたし」というイメージで春を迎えることがありませんように。

中学受験で得たいちばんの収穫は「学習習慣」

これまでにも何度もお伝えしていますが、”全ての子どもにとって最も良い学校”などというものは存在しません。

“良い学校”とは、そこに通うお子さんにとって居心地が良く、日々前向きに楽しく勉学や部活に励むことができる環境が整っており、友人に恵まれた学校生活を送れる場所ではないでしょうか。
それは自分のモチベーションの持ちようによっても変わってきますし、実際に通ってみなければ分からないものです。

中学受験は合格を目標にやってきたのですから、もちろん第一志望合格こそが最高の結果であり、努力してきた皆さんへのご褒美といえます。
しかし、たとえ不合格となっても、その失敗体験からお子さんが多くを学び、自分自身を変革し、今後の人生に活かせれば、それは大きな「成功」となり得るのです。

もちろん全ての受験校に不合格となり公立中学に進学する人も、その良い点を見つけ、活かして欲しいと思います。
公立小学校に通う場合、家から近い分学習に費やせる時間は多くなりますし、教育費も私立進学よりずっと少なく済みますから、その分を今後の学習を支える塾代や家庭教師代に回すこともできるでしょう。

中学受験にチャレンジした生徒さんはそうでない生徒さんに比べ知識が豊富で学習習慣も身についています。
入学後もしっかり努力を続けていれば、公立中学で3年間トップクラスの成績を取り続け、大きな自信を得ることも出来るでしょうし、学校推薦の道が拓ける場合もありますね。

進学先には小学校の友達も数人いるでしょうから、初めのうちは特に心強いかもしれません。
指定区内から通いたい中学校を選べる「学校選択制」が利用できる地域もありますから、その場合はよくホームページなどを確認し、お子さんにあった中学校を一緒に選んであげてくださいね。

どんな結果であれ、受験生の皆さんが与えられた現実をしっかりと受け止め、この経験を人生の財産として活かし、いっそう輝いていけることを、心から願っています。

【中学受験】学ぶことが好きになる おうち学習を考える

目次

机や椅子の高さ、照明に注意して勉強できる空間づくりをしよう
少しの工夫で気分転換
お母さんのお手伝いで賢くなる

私は、子どもには子ども部屋で学習させるよりも、リビング学習を推奨しています。

では、どんな環境を整えると、お子さんに学びの多い空間になるでしょうか。。

今回は、リビング学習で学ぶことが好きになるポイントや空間づくり、家庭学習のポイントについて考えてみたいと思います。

机や椅子の高さ、照明に注意して勉強できる空間づくりをしよう

勉強机も同じではありますが、リビング学習でも、机や椅子の高さをお子さんに合わせてあげる必要があります。
間違った姿勢を続けていると、学習の効率を下げてしまいます。

椅子の下に何かをしいたり、椅子にクッションを置いたり、足が宙ぶらりんにならないように踏み台をおいてあげたりと工夫が必要です。

姿勢が良くなると身体が疲れにくく、集中力の持続が期待できます。

正しい姿勢は呼吸がしやすく、イライラしたり眠くなりにくくなる利点もあるのです。

リビング学習をする際には、ぜひ姿勢が安定する机と椅子の高さを見直してあげてください。

姿勢と同じくらい大切なのが、照明です。
ご家庭によってはオシャレで落ち着いた明るさにしているというケースもありますが、勉強には適していません。
リラックスできる空間でありすぎると、勉強に集中しにくく眠たくなります。

勉強にオススメの照明あの色は昼光色です。
今ではボタン1つで様々な色に変えられるLED照明もありますから、勉強、食事、リラックスタイムと、用途に合わせて色を変えてもいいですね。

少しの工夫で気分転換

長時間、勉強に集中してくれるのは良いことですが、気分転換も必要です。
リビングの空気を入れ替えたり、温度を変えてみたりと少し変化をつけるだけでも気分転換になります。

変化がない空間に長い時間いると、身体感覚が育ちにくくなるだけでなく、精神的な疲れ方も変わってきます。

窓を開けて風を感じたり、空気を入れ替えたり、時には散歩に出かけたり、自然を感じながらの気分転換もいいですね。

また、リビングにはさまざまな学びポイントを作ってあげると、日常生活が学びにつながりやすくなります。

オススメのポイントは6つ。

1. 本棚に、家族みんなの色々な分野の本が乱雑にならんで、いつでも気になった時に手に取れるようにする。

2. 壁に子どもの書いた絵が飾られていて、家族の話題にあがったり、常に新しい作品を飾ることで、お子さんの自己肯定感を上げるだけでなく、表現力への興味を高める効果があります。

3. 世界地図や地球儀を、テレビの近くなどに飾って、テレビやニュースで見た国や場所をすぐに調べられるようにする。「この国に行ってみたい!」「世界は広いな」と、好奇心を高めます。

4. ホワイトボードを飾って、家族の予定を書き込んだり、子どもの勉強に活用してみましょう。子どもが習ってきた事を、お母さんが生徒になって、先生役のお子さんの授業を受けてみる事も、楽しみながら復習できる

5. ダイニングテーブルは広さもあり、生活音を感じたり、家族がいたりする中で学習することオススメしていますが、他の家族が使うこともある為、子どもの机をリビングに持ってきてもいいでしょう。

6. 水槽や飼育ケースを置いて生き物を飼うことは、情操教育の面でもとてもいいと思います。生物の体のしくみや生活を知ることができるだけでなく、命の大切さや飼うことの責任についても学び、感じることができます。

ぜひとり入れてみてください。

お母さんのお手伝いで賢くなる

キッチンにはお子さんにとってたくさんの学びがあります。

キッチンでは火や包丁を使うため、安全に気をつけることは大切ですが、お子さんをキッチンから遠ざけてしまっては勿体無いと思います。

今では子ども用包丁などもあるため、野菜や果物を実際に切らせてみるのもいいでしょう。
お母さんのお手伝いをさせることで、たくさんの発見や驚きを経験させられます。

お料理のお手伝いをする時、子どもは無意識にさまざまな単位を目にし、自然と学びにつながっていきます。
「お鍋に水を500ml入れてもらえるかな?」
「砂糖大さじ2杯」「鶏肉200g」など、意識せずたくさんの単位と関わっていることがわかります。
意識しなくても、日々の行動そのものが自然に学びになっているというのもいいですね。

火を使う料理のお手伝いは、小学生になってからがいいでしょう。もちろん安全のために親御さんと一緒の時に火を使うようにしてください。

きゅうりに塩をかけると水がでてきたり、りんごは切ってからレモン汁をかけないと色がみるみるうちに黒くなります。
さらに火を使うと、茹でたら卵が固まったり、炒めたら野菜はしんなりと、野菜やお肉、魚も様々に変化します。
なんとなく知っていたことも、実際に自分の手で触ったり目で見ることが大切なのです。
経験は何にも代え難い学習です。

近年の中学受験の入試でも、野菜や魚な断面図や、料理に関係する問題はたくさん出題されています。
身近な物事に興味、関心はあるのか、おうちでお手伝いをしているかを問われているような問題です。

料理は科学です。
お母さんと一緒に旬の野菜や果物、産地、値段を見ながら買い物したり、献立を考えたり…
下ごしらえのために野菜を切ったり洗ったり…
味付けをしたり煮込んだり…
完成するまでのそれぞれの過程には、すべて科学的な根拠があります。

料理は親子のコミュニケーションにも良いですね。学校の話や最近はまっていることなど、お母さんと仲良く楽しく話をするだけでもお子さんの心は満たされていきます。
心が満たされているお子さんは、安心して学べる状態にあります。

いつもは難しいかもしれませんが、たまには楽しく一緒にご飯を作ることもオススメです。

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【中学受験】お家で話した? 衆院選2024

目次

様々な問題が露呈した今回の衆院選
家庭で政治や選挙の話ができているか
親子で選挙・政治について話そう

日が暮れるのが一段と早くなり、朝晩の冷え込みもいっそう増してきましたね。

10月27日は衆議院議員選挙でした。

中学受験生の皆さんの中にはお家で気になる候補者や政党について話したり、ご家族の投票について行ったりした人もいるのではないでしょうか。

衆議院議員選挙は、一つの選挙区から一人を選ぶ“小選挙区制”と、政党の得票に応じて議席を配分していく“比例代表制”の投票を行う選挙です。

様々な問題が露呈した今回の参院選

今回の結果は、与党の自民党(自由民主党)と連立与党の公明党が元々持っていた279議席を大きく減らし、15年ぶりに「与党過半数」を割る(215議席)という、自民党の歴史的大敗でした。

石破首相は連立与党過半数割れの厳しい状況の中で政治を行っていくことになりますが、こうなった一番の原因は、これまでも野党から追及されてきた「政治とカネ」問題です。

特に、裏金問題に関わったことで党の正式な候補から外した議員に活動費2千万円を支給していた事実の発覚が、今回の選挙の流れを大きく変えたと言えますね。

一方、自民党の「政治とカネ」問題に厳しく追及してきた立憲民主党は98議席から148議席と大躍進し、野党第1党の議席率が2003年(民主党/36.8%)ぶりに3割を超えました。

れいわ新選組が日本共産党を抜いたことや、女性当選者が過去最多の73人となり、全議員のうち女性が占める割合が15.7%と過去最高に達したことも話題になりましたね。

日本の選挙は、女性議員(当選者、候補者共に)の少なさや、選挙区によって一人当たりの有権者数に差が出てしまう『一票の格差』問題など、様々な問題を抱えていますが、中でも深刻なのは投票率です。

今回は戦後三番目に低い58.3%でしたが、中でも若者の投票率は特に低いものでした。

もちろん国や政治家たちが、政治不信の原因を払拭するなど、この状況を改善するための努力をすることも必要ですが、中学受験生の皆さんもぜひ今のうちから、少しずつ政治や選挙について関心を持ち、調べたり考えたりしておいて欲しいと思います。

家庭で政治や選挙の話ができているか

ベネッセが先月行ったアンケートでは、小学生~高校生のお子さんを持つ家庭のうち、今回の衆院選について会話を交わしたことが「ある」と答えたのは、たったの36%でした。
しかしながら、「小学生のうちから、政治・選挙に関心を持つことは重要だと思いますか?」という質問については、小学生の保護者の78%が「そう思う」「まあそう思う」と答えています。

つまり政治や選挙について、家庭では、会話をしたいけれどもなかなかできていない状況であるということなのですが、その理由は、自分(親)が自分の意見や考えを伝えることで子どもの見方が偏らないか心配であったり、自分自身が公平に話す知識を持てていないと感じていることであったりするそうです。

しかし、私はぜひ今の政治や今回の選挙について、改めてご家庭で話題にしてみてもらえたらと思っています。

というのは、小学校では日本の政治がどういう仕組みになっているか、どんな歴史をたどってきたかという話は聞けるけれど、具体的な政党やその政策、選挙情勢についてはなかなか聞けないからです。

小学校の先生は政治的中立性から、特定の政党を推すような授業ができないため、基本は具体的に踏み込んだ話は全くと言っていいほど出来ません。

ですから、親御さんが各政党やその政策について熟知していたり、どこにも肩入れしないよう公平に徹して話したり、正確に何もかもを教えてあげたり出来なくて一向に構わないので、ぜひともご家族みんなで分からないことを調べてみたり、話してみたりすることで、中学受験生の皆さんが政治や選挙に触れる機会を持てたらと思います。

親子で選挙・政治について話そう

今回の候補者の中ではどの人が良いと思った?

もしもこの党が与党になったら、こんな風に私の生活は変わりそう。

お母さんはこんな働き方がしたいな。それにはこの候補者の政策が合うかもしれない。

そんな風に、家族の身近な生活に当てはめて話してみるのも良いと思います。

中学受験生の皆さんが今から政治に興味を持ち、いずれ投票などの政治参加を積極的に行っていくことは、未来を担う若い皆さんの声を政治に反映させることです。

若い世代には政治的発言がタブーといった風潮も一部であるようですが、政治や選挙にずっと無関心でいて、将来気がついたら、世の中に大きな社会問題が生まれていた、そのツケはどうやら若い自分たちや、自分の子どもたちが払わなくてはならないらしい……。

そんなことにならないように、ぜひ今のうちから政治や選挙に関心を持ち、ふだんから気楽に皆でそれらについて話してみてください。

そして、小学生の皆さんがご家庭でそれらについて発言するとき、親御さんは決して「生意気」とけなしたり、はなから否定したりしないであげて欲しいです。

ぜひ温かい目で見守り、最後まで話を聞いて、自分も一緒に学びたい・知りたいという気持ちを伝えてあげてください。

総務省の調査では、幼い頃投票所に親子で行ったことがある人の投票率は、そうでない人より20%高いというデータもあります。

連日テレビで流れてくる政治家たちのガックリ来るニュースを観ていると、若い世代の皆さんが政治や選挙に愛想を尽かすのももっともだとは思いますが、将来若い皆さん方が誰も選挙に行かないようになれば、当然、若い世代にアピール出来るような政策も出てきません。

それは、皆さん自身にとっても損であり、喜ばしくないことですよね。

入試に役立つから、だけではなく、ぜひ皆さんの幸せな未来のために、今の政治や今回の選挙について、お家の方と今夜話してみてもらえたら嬉しいです。

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この中学受験、やめた方が良い?不安な君へ ~その➁~中学受験で得るもの

目次

なぜ中学受験を選ぶ人がいるのか
中学受験で得られる4つのメリット
高校受験の選択肢が少なくなっている
それでも中学受験を選ぶ理由とは

高く澄んだ空に、大きく深呼吸したくなる季節になりましたね。

前回は、本番が近づくにつれ大きくなりがちな「受験の不安」への対処についてお伝えしました。

記事の中では、受験をやめようかと迷う生徒さんについて例を挙げてお話ししました。

もちろん受験勉強を継続することだけが正解ではありません。
今回は、中学受験をする意味を、あらためて一緒に考えてみましょう。

なぜ中学受験を選ぶ人がいるのか

前回もお伝えしたように、中学受験で第一志望校に入学できる人は3人に1人と言われています。
つまり、残りの2人は第一志望校に入学出来ないのが現実です。

「公立中があるんだから、もう公立でよくない?」
「受験はお金もかかるし、遊ぶ時間もなくなるし……」
「今の私レベルの成績で、挑戦する意味あるのかなぁ」
「勉強は大変だし、家族もサポートが大変そう」

いずれの意見も不安も、一部真実であり、もっともです。

しかし、そんな厳しい中であっても中学受験率が増加傾向にあるのはなぜでしょうか。
そして、親子ともども「あの中学受験をして本当によかった。成功だった」と振り返るご家族が実際にたくさんいるのはなぜなのでしょうか。

中学受験で得られる4つのメリット

中学受験を通して受験生が得られるものとは何なのか。
まずは、その主なメリットを4つに分けて挙げてみましょう。

①精神面の成長が期待できる
・目標に向かってめげずに努力を続ける。
・コンディションのすぐれない時も力を発揮する。
・遊びたい気持ち、サボりたい気持ち、眠ってしまいたい気持ちなど、様々な感情や欲望をある程度自分でコントロールする。
・成績やクラスの昇降、噂話や周りの様子など、様々な精神的負担にも大きく左右されず、自分のことに集中できる強い心を持つ。

10代の多感な少年少女にとって、中学受験は体力面だけでなく、精神面でも厳しい環境にさらされる、負担の大きなチャレンジです。
しかし、それゆえ忍耐力、自制心、精神力が鍛えられる機会ともなり得るのです。

②家族の絆が深まる
中学受験は親の受験、とも言われるように、本人だけではなく、家族のプロジェクトであり、家族の挑戦といえます。

まだ年齢的に幼い受験生本人だけで学習内容や受験日程のスケジューリングをすることは出来ません。
宿題や課題のフォロー、塾の送り迎え、弁当作り、教材の管理など、様々な場面で保護者の方の手を借りることもあるでしょう。
本番までに本人が不安定になり、精神的に支えてもらう機会も何度も出てくるでしょう。

渦中ではそんなふうに感じる余裕は無いかもしれませんが、親子で泣いたり笑ったりしながら乗り越えていく、そんな波瀾万丈の数年間が、確かな家族の絆を育んでくれるのです。

これは、受験の最中や直後よりも、中学進学以降の長い人生における親子関係の中で深く実感するものです。
合否に関係なく、この経験を経たことで、より良好な(親子間でトラブルがあってもきちんと話し合い、互いを尊重しあって解決できるような)親子関係が築けた、互いの信頼が深まった、というご家庭はとても多いです。

③学ぶ喜びに出会える
まるで歯が立たなかった問題が自分の力で解けるようになる。
たくさんの知識が体系化し、様々なことが科目を超えて頭の中で繋がりを持っていく。

学ぶ喜びに出会えることは、中学受験における大きなメリットの一つです。
もちろん、中学進学後の学習にも素晴らしい影響を及ぼすでしょう。

④進学希望の大学に一歩近づける
将来進学を希望している大学があり、それが偏差値的に難関である場合、中高一貫校に入学すること、中学時代から学力の高いクラスメイトに囲まれた環境で仲間と切磋琢磨出来ることは一つのメリットと言えます。

一般的な公立校では、どうしても全員が納得して進められるよう授業が行われます。
そのような学校ではクラスメイトの学力も様々なので、常に高度な授業を受けることは難しいでしょう。

私立校では基本中高一貫のため高校受験が不要であり、その分大学受験を見据えた6年間のカリキュラムが組まれています。
6年間の学習範囲を高2までに終わらせ、最後の1年間は各自の希望する大学受験に向けた対策のために有効に使えるようになっています。
高校受験にかけるタイムロスを無くし、大学受験に集中して時間を使えるのです。
私立校にとって進学実績は人気に直結しますから、それぞれの学校が独自の取り組みを行い、大学受験指導にも力を入れているのが実情です。

以上が中学受験の主な4つのメリットです。

高校受験の選択肢が少なくなっている

また、中学受験を選ぶ理由として、近年は高校受験で入学できる私立中学校が減少しているため、中学受験でしか希望の学校に入学ができないから、というケースも多いでしょう。

冒頭で挙げた、自分は成績がイマイチだから中学受験にチャレンジしても無意味では?と考えている人には、いわゆる「御三家」や「超難関校」ばかりが中学受験で目指すべき学校ではないということを、知ってほしいと思います。

学校には、それぞれの設備や校風、宗教、教育理念などの個性があります。
10代は、学力的にはもちろん、精神的にもたくさんの刺激を受け大きく成長できる、かけがえのない時です。

IT技術、データサイエンスの素養を身に付けたい。
憧れの卒業生がいる。
入りたい部活がある。
教育理念に惚れ込んだ。
同じ大学を目指す仲間が集まっている。
園芸の授業がある。
国際教育のプログラムが充実している。
セーラー服が着たい!

決め手は何でも良いと思います。
皆さんが、それぞれの性格や考え、理想の学校生活、将来の夢などに見合う環境の中で、「一生の友」となり得る学友たちと共に、充実した素晴らしい日々を過ごせることが、なにより大切なことではないでしょうか。
そして、自分に合った環境のもとでのびのびと成長しながら仲間と切磋琢磨する中で、成績も驚くほど伸びてくる、ということもよくあります。

それでも中学受験を選ぶ理由とは

以前お伝えしたように、高校受験が合うタイプのお子さんもたくさんいますし、それを選ぶメリットももちろんあります。
しかし、これまで以上に不透明で、未来が誰にも予測できないこの時代に、教育や講師陣がどのようにあることで生徒たちが幸せになるサポートができるか、どのようにしたら、どんな世の中にも負けないような、自ら考え、行動するたくましさを育めるだろうかと、それぞれの理想像や課題感をもって取り組んでいるという点で言うと、相対的に、建学の精神が明確である私学の中高一貫教育が期待できるかもしれません。

中学、高校での6年間で得た様々な経験は、必ずや皆さんのその後の人生の力になります。

中学受験本番が近づき、受験をやめようかと真剣に悩んでいる人には、現在の学習状況はもちろんですが、自分が中学受験を目指す(目指してきた)理由、目指したい学校、思い描く理想の学校生活、将来のことなど、様々な角度から冷静に、他でもない「自分だけの」中学受験を捉え直し、決断をしてほしいと願っています。

言うまでもなく、中学受験生の皆さんが闘う相手は、究極的には去年の自分、昨日の自分、これまでの自分自身です。
皆さんが自分に打ち勝つ日々を重ねて、最後に自分を誇れますように。

皆さんが来年の春、そしてその後もずっと、晴れ晴れとした笑顔でいられるよう、心から応援しています。

受験で勝てる子の育て方
「受験で勝てる子の育て方」
西村則康 著
¥1,870 日経BP社