目次
塾との相性を見直すのにちょうどいい4・5年生の夏期講習前
転塾のリミットは5年生の終わり、できれば 夏期講習 前くらいに
転塾を考える際に気をつけておきたいこと
5月も中旬、4年生から塾通いを始めたお子さんは、ずいぶん塾通いにも慣れてきたのではないでしょうか。
新しい学年の勉強が始まって3ヶ月が経ち、一度落ち着いて学習の状況を振り返ってみるのにちょうどいい時期だと思います。
今回は、転塾について考えてみたいと思います。
塾との相性を見直すのにちょうどいい4・5年生の夏期講習前
親御さんが転塾を考えるときその一番の理由は、やはり成績が上がらないということではないでしょうか。
塾を変えたからと言って成績が上がるとは限らないのですが、現状の学習サイクルがうまく回っていないということであれば、その原因を突き止めなければなりません。
授業のテンポが早すぎてついていけない、宿題が多すぎて手が回らない、あるいは担当の先生と合わず授業がよく理解できていないというケースもあると思います。
いずれにせよ原因がわかれば、それを解決する方法を考えれば良いですね。
その方法の一つが転塾だと考えればいいと思います。
夏休みになると各塾では夏期講習が行われますが、講習会は外部からの入塾生を受け入れる 機会として捉えている塾が多いと思います。
転塾する側のご家庭から考えれば、塾が外部性を受け入れる体制を整えている夏期講習は、転塾するには絶好の機会だといえます。
成績不振の原因を探ってみて、塾と合わない、塾の授業スタイルや テンポと合わない、ということであれば、ひとまず外部性として他塾の夏期講習を受講し、転塾の可能性を探ってみるのも一つの方法です。
転塾のリミットは5年生の終わり、できれば 夏期講習 前くらいに
どうしても今お通いの塾で成績が伸びない 、学習サイクルがうまく回らないということであれば、いつでも転塾は検討すべきだと思います。
ただし 6年生になってしまうと、もう外部性は受け入れないという塾も出てきます。
ですから転職するのであれば 5年生のうちに、できれば5年生の夏期講習くらいまでを目処にするのがいいでしょう。
また、お通いの校舎の先生と合わない、 塾のスタイルはいいのだが 環境を変えたい、というようなケースでは、同じ塾の別の校舎に移る「 転校」という方法もあります。
いずれにせよ 現状で感じている問題点を明らかにして、必要であれば 塾の先生にも相談して決める必要があります。
塾の先生に相談すると引き止められそうで相談しにくいという場合は、外部の専門家やプロ家庭教師にセカンドオピニオンを求めてみることもいいと思います。
転塾を考える際に気をつけておきたいこと
転塾を検討する時に気をつけていただきたいこととして、転塾先でうまくいく イメージをしっかり持てているかということがあります。
例えば サピックスに通っていて、カリキュラムの進行が早すぎてついていけない、という問題点を抱えているとします。
この場合、転塾先としてサピックスと同じような進度のグノーブルのような塾を選んでしまうと、 根本的に問題が解決しないということになります。
サピックスよりも進度が緩やかな、日能研などの塾が転塾先の候補になるでしょう。
また、そもそも多人数の中で切磋琢磨し合う一斉塾の環境が合わないということであれば、 少人数の塾や個別指導などを検討することになります。
転塾はある意味、勇気や思い切りのいることですが、現状で学習がうまく回っていない状態が続いているといった場合には、積極的に検討してみるべきだと私は考えています。
もちろん私達名門指導会にもオンライン相談などの窓口がありますから、ご相談いただいても結構です。
お子さんの学習サイクルが、良好に回っていくことを願っています。