目次
★SAPIX6年後期 学習のポイントは?
★SAPIX6年後期 イベントスケジュール
★SAPIX 6年生後期 通塾スケジュールはどう変わる?
★SAPIX 6年後期 日曜日に関する注意点
★SAPIX6年後期 週間スケジューリングのポイントは?
御三家や難関中学受験で突出した合格実績を誇るSAPIX(サピックス)。
御三家や難関中学受験で突出した合格実績を誇るSAPIX(サピックス)。
先日の記事では、中学受験界で知らない人はいない大手進学塾SAPIXにおける、6年前期の重要課題「苦手分野克服」でSAPIX生が実際に用いている国語の復習教材(読解分野)についてお話しました。
シリーズ14回目の今回は、これまでお伝えした6年前期にやっておきたい「苦手分野克服」作業を踏まえた、後期スケジューリングのポイント(前編)をお伝えします。
★SAPIX6年後期 学習のポイントは?
以前お話した通り、最終学年の6年生では前期と後期で日々の学習スケジュールを大きく見直す必要があります。
まずは現在の学習状況(苦手分野克服の作業が全て済んでいるかどうか、他に不安や積み残しがないか等)、そして、後期通塾スケジュール詳細をきちんと把握しておくことが大切です。
それらを踏まえ、改めて最適な学習スケジュールを組み直して効率的に学習できるかどうかが最後の成績の伸び・最終結果を大きく左右しますので、なんとなくではなく丁寧に計画してやっていきましょう。
★SAPIX6年後期 イベントスケジュール
まずは6年後期(9月以降)のイベントを確認します。
◯9月
テスト:
合格力判定サピックスオープン(第1回)
学校別サピックスオープン
講習:
難関校SS特訓
◯10月
テスト:
合格力判定サピックスオープン(第2回)
学校別サピックスオープン
マンスリー実力テスト
講習:
難関校SS特訓
◯11月
テスト:
合格力判定サピックスオープン(第3回)
学校別サピックスオープン
マンスリー実力テスト
面接模試
講習:
難関校SS特訓
◯12月
テスト:
合格力判定サピックスオープン(第4回)
学校別サピックスオープン
講習:
冬期講習
正月特訓
難関校SS特訓
◯1月
講習:
冬期講習
正月特訓
難関校SS特訓
(以上2023年度)
★SAPIX 6年生後期 通塾スケジュールはどう変わる?
次に、6年前期と後期の通塾スケジュールの変化を再確認しておきましょう。
〈前期まで〉
◯授業日数 2日/週(主に火曜・木曜)
+土曜志望校別特訓
◯科目 算数・国語・理科・社会
◯時間 80分×3コマ(1日につき3科目)
※土特は75分×4コマ(4科目)
*ある首都圏校舎の例*
▫︎火曜:17:00-21:00(平常授業)
算数80分×2コマ
理科80分×1コマ
▫︎木曜:17:00-21:00(平常授業)
国語80分×2コマ
社会80分×1コマ
▫︎土曜:14:00-19:00(土曜志望校別特訓)
算数・国語・理科・社会×各75分(各1コマ)
以上が前期の基本スケジュールです。
〈後期から〉
上記に加え、下記の授業がスタートします。
▫︎日曜:9:00~18:45(難関校SS特訓/サンデー・サピックス)
志望校別講座 80分授業×4コマ
単科講座 100分授業×2コマ
(13:00-13:45はお昼休憩)
具体的な時間割はこのようなものです。
〈SS特訓 時間割〉(一例)
志望校別講座(社会) 9:00-10:20
志望校別講座(算数) 10:20-11:40
志望校別講座(国語) 11:40-13:00
昼休憩 13:00-13:45
志望校別講座(理科) 13:45-15:05
単科講座(算数・思考力) 15:15-16:55
単科講座(国語・記述表現力) 17:05-18:45
★SAPIX 6年後期 日曜日に関する注意点
以前お伝えしたように、SAPIXの授業は平常・講習共に基本的に30分以上の大きな休憩を取らないことが特徴の一つですが、後期から始まるSS特訓(サンデー・サピックス)では13:00-13:45に昼休憩が設けてあり、生徒は弁当持参になります。
講座は志望校別講座と単科講座の大きく2つに分かれており、生徒は午前と午後にそれぞれ自分の選択した講座に参加します。
講座が無い日曜日は基本的に模試があるため、後期からは日曜日にまとまった家庭学習の時間は取れなくなると考えておきましょう。
※SS特訓についてはこちらの記事で詳しくお話ししています。
★SAPIX6年後期 週間スケジューリングのポイントは?
前述の通り、7日間のうち6年後期からの通塾は週4日になるため、塾がない日は3日のみです。
つまり、この3日で、個々の課題とは別に、塾で実施された4日分のテストや講義の復習も行う必要があるということです。
もちろんそれと並行して志望校の過去問対策もありますし、人によってはさらに、前期にやり残してしまった苦手分野克服作業もありますから、テキストやテストの全てのやり残しや間違った問題を扱うことはできません。
ですから、⑥年後期は自分にとっては何が優先すべき部分であるか、よく考えて学習スケジュールを組むことが重要です。
受験までのラストスパートの拠り所となる大切な部分なので、ここはできるかぎり独断ではなく、中学受験の指導経験豊富なプロ講師や塾の先生の助言をもらって行うようにしてくださいね。
以上、今回はSAPIX6年後期スケジューリングのポイント(前編)をお話ししました。
次回後編では、数ある教材や講座の中から、6年後期の週間学習に取り入れたい内容の優先順位、見事志望校合格を勝ち取ったSAPIX生の学習スケジュールの具体例などをお伝えします。
SAPIXに転塾・入塾を考えている皆さんや、すでに在籍しているものの違和感を覚えている受験生の皆さんに向けたこの記事が、少しでも皆さんの力になれるよう祈っています。